新型ドライアイスブラスター「IB 10/15 L2P Advanced」登場
清掃機器の業界で名高いケルヒャー社が、日本市場向けに新製品「IB 10/15 L2P Advanced」を2024年11月1日より発売します。この業務用ドライアイスブラスターは、液化炭酸ガスから直接ドライアイスペレットを生成する新しいモデルです。
ドライアイスブラスターの魅力
ドライアイスブラスターは、その特徴的な洗浄方法により、特に水を使えない環境下での清掃作業をサポートします。ドライアイスを使用することで、汚れだけを的確に除去しながら、対象物を傷つける心配がありません。この技術は製造業を中心に広がりつつあり、特に工場などの生産性を高めるための必 至なアイテムなのです。
従来の課題を解消
既存の「IB 7/40」モデルは、ドライアイスが気化してしまうため、突発的な使用時には毎回新たにドライアイスペレットを購入する必要があり、時には残ったドライアイスを無駄にしてしまうという問題がありました。この新型「IB 10/15 L2P Advanced」では、液化炭酸ガスを使用し、約半年間の長期保管が可能になったため、ドライアイスの無駄を減らし、突発的な使用にも柔軟に対応できます。
多様な用途に対応
新モデルの導入により、適応した使用シーンに応じて製品を選べるようになりました。日常的な強力洗浄が求められる場合には「IB 7/40」を利用し、不定期の洗浄作業や繊細な対象物には「IB 10/15 L2P Advanced」を選ぶといった形です。それぞれの性能を駆使することで、多様なニーズに応じた最適な洗浄が可能になります。
仕組みと洗浄力
このドライアイスブラスターが持つ洗浄力は、三つの力を活用しています。まずは、ドライアイスペレットが秒速150m以上で衝突し、表面にひび割れを生じさせる衝撃力。次に、-79℃ドライアイスの急速冷却効果で汚れを弱体化させる急冷剥離。そして、ドライアイスが気体に変化し体積が膨張することで、汚れを粉砕する膨張粉砕。これらの要素が組み合わさることで、優れた洗浄性能を発揮します。
使いやすさに配慮したデザイン
新製品では、ガンやブラストホースが軽量化され、作業性を大幅に向上させています。手首をひねるだけでノズルの方向を変えられるため、操作が非常に容易になり、洗浄時の腰への負担も軽減されます。また、視認性を向上させるための作業用ライトも標準装備されており、液晶画面の提供により直感的な操作が可能です。
まとめ
「IB 10/15 L2P Advanced」は、ケルヒャーが最新技術を駆使して設計した業務用ドライアイスブラスターです。水を使わず、効率的に洗浄ができるこの製品は、さまざまな業界での使用に最適です。今後、清掃業務の新たなスタンダードとして広がることが期待されます。