PFAS分析法の革新
2023-07-26 09:00:02

国内初のISO17025認定取得!PFAS分析法の進歩とユーロフィンの挑戦

業界初の快挙!PFAS分析法でISO17025認定を取得



ユーロフィン日本環境株式会社が成し遂げた新たな歴史


2023年7月5日、ユーロフィン日本環境株式会社が水質及び土壌における有機フッ素化合物、通称PFASの分析法「EPA method 1633」を用いて、国内で初めてISO17025試験所認定を取得しました。PFASは『永遠の化学物質』として知られ、環境や人体に対する有害性が懸念されていますが、日本国内では一部のPFASにしか測定方法が定められておらず、多くの物質については依然として調査が間に合っていない状況です。

PFAS分析の重要性


PFASは数千種類存在し、その中のごく一部でしか公的な測定が行われていない日本。そのため、国内でのPFAS分析法の確立は急務とされています。特に、環境問題や食水汚染が問題視される中、高品質な分析方法の確立は、より良い環境保護への第一歩となるでしょう。今回のISO17025認定取得は、正確な測定結果を提供する能力があることの証明であり、他の試験所への模範ともなります。

EPA method 1633の意義


米国では、PFASに関する規制が先行しており、特にEPAは飲料水と土壌を対象とした多項目測定方法を導入しています。これに対し「EPA method 1633」は特に40項目のPFAS物質を測定することが可能であり、現時点で最も網羅的な方法とされています。この手法の導入により、日本国内に存在するPFASについての包括的なデータを得ることが実現するのです。

環境への取り組み


ユーロフィン日本環境は、50年以上の歴史を持つ企業で、環境分析サービスを提供しています。今回のISO17025認定は、PFASの分析をより強化し、今後の環境保全へより大きな貢献を目指す同社の意欲を示したものです。また、海外の分析方法や調査方法を積極的に取り入れることで、国内外の基準に対応したサービスの充実を図っています。

世界的なPFAS規制の動き


PFASに対する規制は、米国及び欧州においても強まっています。米国では最近、WHOの勧告よりも厳しい規制値が設定され、欧州でもPFASの規制が進行中です。これに伴い、ユーロフィン日本環境は国内のPFAS分析を強化し、国際的に通用する基準を持った分析技術を提供することで、より安全な環境の実現を目指しています。

結論


今回のISO17025認定取得は、ユーロフィン日本環境にとって大きな一歩です。PFASの測定と分析がより正確に行えるようになり、社会的な期待に応える形で環境問題に取り組む姿勢は、多くの人々に安心感を与えることでしょう。この認定は、国内外の様々な環境問題への解決策の提示に繋がると期待されています。今後もユーロフィンの動向に注目が集まります。

会社情報

会社名
ユーロフィン日本環境株式会社
住所
神奈川県横浜市金沢区幸浦2-1-13
電話番号
045-780-3851

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