湯の山温泉「彩向陽」にて新会席料理が登場！受賞記念プランも

彩向陽、新会席料理が登場

三重県菰野町に位置する湯の山温泉の旅館「彩向陽」が、料理長の受賞を記念して新たに考案した会席料理を7月25日から提供開始します。彩向陽は「懐かれる宿」として、四季折々の魅力を大切にした温泉宿です。

2024年11月3日に授与される「東久邇宮文化褒章」を受賞したのは、同旅館の料理長。彼は奈良県出身で、1990年に「春日ホテル」にて料理の道をスタートし、その後、寿司や和食の技術を磨いてきました。彼の料理哲学は、日本料理を大切にしつつ、中国料理や西洋料理の要素を取り入れる柔軟なアプローチにあります。これにより、特別なひとときを演出する料理を創り出しています。

新会席料理の概要

新たに提供される会席料理には、特別な工夫が施されており、彩る季節の味覚を大切にしたメニューが揃い、訪れる客を魅了します。主な料理内容は次の通りです。

- 炙り唐墨おこわ：一年前から仕込んだ唐墨を炙り、もっちりしたおこわの中に香ばしい風味が広がります。
- 南瓜と鰻の煮物：南瓜に詰められた豆腐と卵、さらにやわらかい鰻を射込み、見た目にも楽しめる一皿です。
- 松阪牛のバター焼き：伊勢鶏のガラを使ったオリジナルタレで味付けした松阪牛に、季節の野菜を添えて。
- 蓮根餅とフカヒレ：モチモチの蓮根餅と旨味の染み込んだフカヒレが絶妙に組み合わさった贅沢な一品。
- 鮑の揚げ物：肝で作った醤油を使った鮑の揚げ物で、柔らかい食感が楽しめます。

受賞記念宿泊プラン

彩向陽では、「東久邇宮文化褒章」受章を記念して、1日1組限定の特別宿泊プランも用意されています。このプランには、旬の最高食材を使用した新会席料理が含まれており、料金はお一人様28,200円（税別）からとなっています。この機会に、特別なひとときを過ごすことができます。

また、彩向陽では持続可能な開発目標（SDGs）の達成に向けて、食品ロスを減らす取り組みにも力を入れています。料理長が考案した「端材」を活用したメニューも多数あり、地元の食材を最大限に活かす工夫が施されています。例えば、調味料を自家製で仕込む際に出る昆布を利用して佃煮を作るなど、環境への配慮も忘れていません。