タイテック、スタンドアローン型ロボットコントローラ『ITZ-3000』を発表

株式会社タイテックが新製品を発表

株式会社タイテックは、最新のスタンドアローン型ロボットコントローラ『ITZ-3000』を発表しました。この新しい製品は、進化を続ける産業ロボットに対応するため、高速かつ高精度な制御を実現した点が大きな特徴です。近年、産業用ロボットはその機能を高度化し、様々な作業に対応できるようになり、操縦するためのコントローラもそれに合わせた進化が求められています。タイテックは、そのニーズに応えるため、これまで培った技術を活用し、柔軟にカスタマイズ可能な新たなコントローラの開発に成功しました。

ITZ-3000 の特徴

1. 高速かつ多機能な制御

『ITZ-3000』は、業界最高水準の性能を誇るルネサス製RZシリーズのマイコンを2個搭載しており、シーケンサーやモーション演算、通信処理などをそれぞれのARMコアに最適に分散処理することで、高速なデータ処理を実現しています。コンパクトな外形ながら、様々な機能を持ち合わせたこのコントローラは、多くの製造現場での革新を期待されています。

2. IoT対応の多彩なインターフェイス

この製品は、IoT機器や周辺機器との接続に対応するため、充実したインターフェイスを備えています。特に、Ethernetポートを3つ備え、上位端末やクラウドサービスへの接続に加え、ティーチングペンダントやサーボアンプといった周辺機器をそれぞれに接続することが可能です。この設計により、通信負荷の軽減及び相互干渉を防ぎつつ、高速な通信処理が可能になります。また、特許技術を用いた専用のシリアルポート（TS-LINK2）も設けられ、最大16ユニットの接続をサポートしています。

3. メンテナンスフリーの便利な機能

『ITZ-3000』は、ユーザーからの要望に応える形で、メンテナンスフリーの便利な機能を多数搭載しています。例えば、内部にSDカードを搭載しており、アラーム履歴のタイムスタンプ記録が可能。これにより、故障時のデータ解析も容易です。さらに、電池交換が不要なリアルタイムクロック（RTC）を装備しており、データ喪失の心配もありません。

発表イベントについて

この新しいロボットコントローラ『ITZ-3000』は、2019年2月6日に東京ビッグサイトで開催される「第1回ものづくり AI/IoT 展」に出品されます。興味のある方はぜひ、ブース番号西7-1にお立ち寄りください。また、製品の詳細については、公式ウェブサイト【http://www.tietech.co.jp/】を参照してください。