脱炭素スタートアップと地域の交流「ZET-BASE KYOTO夏まつり」開催

2025年8月25日、京都府向日市にある脱炭素スタートアップ支援拠点「ZET-BASE KYOTO」で、地域住民とスタートアップ企業が集う交流イベント「夏まつり」が開催されました。このイベントには、京都府知事の西脇隆俊氏も参加し、府民の声を聞く「西脇知事と行き活きトーク」も併せて行われました。

地域とスタートアップのつながり

「ZET-BASE KYOTO夏まつり」は、地域住民や入居企業が気軽に交流できるオープンなイベントとして企画されました。当日は155名もの来場者を迎え、脱炭素関連スタートアップの展示や企業のピッチ発表、さらには向日市の地元店舗が提供するお菓子などで、会場は賑わいを見せました。また、京都府立桂高等学校の生徒たちも参加し、研究発表や地元産野菜の販売、研究成果をポスター形式で展示するなど、若い世代が未来について考える貴重な機会となりました。

イベントを通じて、スタートアップと地域住民は意見を交わし、次世代の人材育成や地域の脱炭素に対する理解を深めることができました。

知事が現場の声を聞く「西脇知事と行き活きトーク」

「西脇知事と行き活きトーク」は、府民の意見を直接聞き、その内容を府政に活かすことを目的に開催されるイベントで、今回で120回目を迎えました。知事はスタートアップ企業や高校生の展示を視察した後、「ゼロカーボンまちづくりの未来について」と題した意見交換を実施しました。この貴重な対話の様子は、後日京都府の公式YouTubeチャンネルで視聴可能になる予定です。

期待される今後の展開

株式会社ツクリエの代表取締役、鈴木英樹氏は、「地域とスタートアップ、そして次世代を担う高校生が一緒になって未来の社会を考える場をつくることができて嬉しい」と語りました。今後、ZET-BASE KYOTOは脱炭素スタートアップを支援するインキュベーション拠点として、地域交流イベントや事業成長支援を継続して行う予定です。特に、COP30（2025年11月）を見据えた国際発信や向日市のまちづくりに寄与するイベントも計画しているとのことです。

ZET-BASE KYOTOの概要

ZET-BASE KYOTOは、脱炭素への挑戦を支えるスタートアップのためのインキュベーション施設で、専門家によるメンタリングやネットワーキング支援などを行っています。施設にはコワーキングスペース、個室オフィス、会議室、イベントスペースなどが完備され、入居者の事業成長をサポートするためのさまざまな機能が提供されています。現在、脱炭素分野に関連した企業や起業を目指す方の入居募集を行っています。興味のある方は、公式サイトからの問い合わせも受け付けています。

私たちは、地域とスタートアップが共に成長し、持続可能な社会を築く手助けをしていきます。これからもZET-BASE KYOTOから目が離せません！