専門書『数理統計の基礎』が理系学生に新たな知識を提供
2025年3月7日、株式会社近代科学社は新たに『数理統計の基礎』を刊行しました。この書籍は、統計学の基礎を学ぶことを目的としており、特に理系の大学生を対象としています。著者は、大阪大学大学院基礎工学研究科を卒業し、現在神戸大学の准教授である阪本雄二氏です。この本では数理統計の重要な概念が解説され、読者が統計学の理論を確かなものにする手助けをしてくれます。
書誌情報
- - 書名: 数理統計の基礎
- - 著者: 阪本 雄二
- - サイズ: B5判・238頁
- - 印刷版価格: 2,800円(税抜)
- - ISBN: 978-4-7649-0740-9C3041
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書籍の内容
本書は統計学を概観し、記述統計の基本的手法をはじめ、データの変動を表現する確率変数の概念、さらに推測統計の考え方について詳しく解説しています。また、特に重要な回帰分析についても述べられています。
目次の概要
本書は以下の章で構成されています。
1.
統計学とは
2.
データの要約
3.
確率変数
4.
多変量確率変数
5.
確率変数の変換と積率母関数
6.
標本分布
7.
統計的推定
8.
仮説検定
9.
母集団の推測
10.
比率の推測
11.
変量関係の推測
各章には演習問題も用意されており、理解を深めながら学ぶことができるのがこの書籍の特長です。
著者紹介
阪本雄二氏は、現役の大学教授であり、数理統計学の第一人者として知られています。彼の研究は広範で、実際のデータを基にした数理モデルの構築において高い評価を得ています。また、数理統計の教育においても多くの学生に支持されてきました。彼の教えに基づいた本書は、学生にとって非常に価値ある教材となるでしょう。
近代科学社の取り組み
株式会社近代科学社は、理工学分野の専門書を多く発行しており、数理科学や情報科学など幅広い分野をカバーしています。近代科学社Digitalという新しい出版レーベルを通じて、デジタル技術を活用した迅速かつ持続可能な出版方法を模索しています。
本書『数理統計の基礎』は、理工系の専門書が集まる近代科学社の一翼を担い、学術の新たなスタンダードを築く一助となることが期待されています。
今後の数学や統計学を学びたい方々にとって、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。