ニッセイコムが新しい給与計算システムのオプションを導入

ニッセイコムが新機能を発表

株式会社ニッセイコム（本社: 東京都中央区）は2025年2月1日に、給与計算システム「GrowOne 給与SX」に新たに貸付金管理オプションを追加すると発表しました。この新機能により、企業は従業員に対して元利均等の貸付金をより簡単に管理することが可能になります。

貸付金管理オプションの概要

このオプションの特徴は、従業員の貸付金の利率（月利または年利）を考慮した計算が行える点です。さらに、貸付金額や毎月の返済額に基づいて、自動的に返済計画を作成し、給与や賞与からの自動控除が可能になります。これにより、企業側は煩雑な手続きから解放されます。

従業員貸付制度とは

貸付金とは、在職の従業員が勤務先から資金を借りることができる仕組みを指します。よく知られている「給料の前貸し」は、後に「給料の天引き」と組み合わせる形で実施されます。従業員の賃金は原則全額支給される必要があり、借入額に応じた控除は労使協定に基づくものに限られています。

リリースの背景

ニッセイコムは、働き方の多様化に応じて、従業員貸付制度を導入する企業のサポートを目的にこのオプションを開発しています。多くの企業が福利厚生としてこの制度を取り入れ、採用活動における魅力的な要素として位置付けています。これにより、従業員の負担を軽減しながら、働く環境の向上を図るのです。

具体的な機能

1. 返済計画の作成: 利息額や返済額を従業員ごとに算出し、給与からの控除を自動的に行います。
2. 元利均等貸付の利率計算: 月々の利率や年率を基に正確な計算が可能です。
3. 帳票出力: 返済計画や進捗を帳票形式で出力する機能も提供し、管理が容易になります。

集計されたデータを利用することで、企業は従業員の返済状況を把握しやすくなります。