いのち会議が提案する新たなアプローチ
2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、いのち会議は「いのち宣言」とそのアクションプランを発表しました。特に注目を集めているのは「やっかいな問題」を解決するための取り組みです。これは、所属や分野の異なる個人や団体がつながり合い、新たな「ハブ」を築くことを促しています。
サードセクターの役割
近年、NPOやNGO、協同組合といったサードセクターの活動が、難解な社会問題の解決に大きな影響を与えています。これらの団体は、企業や行政とも連携し、さまざまな社会的課題に取り組んでいます。特に、環境問題、難民支援、オルタナティブ教育、生活困窮者への支援など、単純には解決できない「やっかいな問題」に焦点を当てています。
東日本大震災の際には、サードセクターが迅速に動き、多くの支援を行いましたが、地域によってその効果は異なりました。この差は、サードセクターの組織間のネットワークの強さに影響されていると言われています。
社会ネットワークの分析
大阪公立大学の菅野拓氏の研究によると、社会ネットワークの重要な要素として「ハブ」が存在します。これは、多くの人から指名される存在で、情報の伝禳性を高める役割を果たします。菅野氏は、80人に対して信頼している人を最大10人教えてもらう調査を行った結果、459人のキーパーソンを特定しました。他の人から多く名前を挙げられる「ハブ」は、情報を迅速に広め、効果的な知識や資源のシェアを促進しています。
ハブの重要性
「やっかいな問題」には、明確な解決策が見当たらない場合が多く、通常の「選択と集中」では解決できません。いのち会議は、これに対処するために、政府や民間企業、サードセクターと連携しながら、ハブの存在意義を深く探求しています。具体的には、ハブが活躍できる仕組みや環境を整えることを目指しています。
「2030年までにハブの役割が果たされる」ことを重要視し、様々なステークホルダーへの働きかけを強化しています。この取り組みは、政府の政策やSDGsにも絡めて進められ、持続可能な社会の実現への大きなステップと言えるでしょう。
資料とお問い合わせ
いのち会議に関する詳細な資料や情報は、以下のリンクからご確認いただけます。取材や具体的なお問い合わせについては、大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ(SSI)の担当者にご連絡ください。具体的な取り組みや事例に基づく貴重なお話をお聞きできることを楽しみにしています。
【問い合わせ先】
いのち会議事務局
「さいごのかい」がある、未来へつなぐ情報
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