食育レシピ本
2018-12-11 09:30:01
食育から生まれたレシピ本、クラファン開始で寄付募集中!
ひより保育園が発信する料理の基本
鹿児島県霧島市に位置する「ひより保育園」では、食育の一環として子どもたちが料理を学ぶ活動を行っています。この度、園の取り組みから生まれたレシピ本「6歳までに身に付けたい料理の基本」が、クラウドファンディングを通じて出版されることになりました。ここでは、その内容と背景を詳しくご紹介します。
食育に根ざしたレシピ本の誕生
「6歳までに身に付けたい料理の基本」は、0歳からスタートする食育プログラムの成果として誕生しました。ひより保育園では、園児が初めて料理をする瞬間から、卒園までの数年間、さまざまな調理体験を通じて食に対する関心を育てています。1歳の子どもでも野菜の皮剥きに挑戦し、2歳以上は包丁を使って野菜を切ることもあります。さらに、卒園前には魚をさばいたり揚げ物に挑戦する子どもたちもいるのです。
今回のレシピ本では、基本的な料理法と旬の食材の選び方・食べ方、さらにはお子さんが主体的に料理に取り組むための大人の関わり方をまとめ、園の栄養士や保育士がそのノウハウを惜しみなく紹介しています。食に興味を持つ子どもたちを育てたい、また子どもと一緒に料理をしたいけれど、どこから始めたらよいかわからない方々にとって有用な内容になるでしょう。
クラウドファンディングの状況
本書の出版を目指すクラウドファンディングは「FAAVO霧島」を通じて現在進行中です。目標金額は300万円で、2018年12月10日時点で約160万円の支援が集まっています。支援者には、完成したレシピ本はもちろん、保育園の給食で使用される「無添加のダシ」や、昔ながらの製法で作った「プレミアム味噌」、子ども用包丁など、魅力的なリターンが用意されています。このように多くの地域から集まる支援からは、全国的に子育て世代の「食育」に対する関心の高まりが伺えます。
食育活動の実態
ひより保育園は、企業主導型保育事業の一環として2017年に設立され、食育を中心に子どもたちの生きる力を育む活動を行っています。「食べることは生きること」という理念の下、園児たちは料理を通して食材や健康に対する理解を深めています。大人が極力介入せず、子どもたちが自ら学ぶ体験を大切にする姿勢が特徴です。
実際、園の初期には料理未経験の園児が多かったものの、今では仲間や先生と楽しく食事をすることを通じて、どんどんできることが増えています。たとえば、給食の配膳を自分たちで行ったり、じっくりと時間をかけてお味噌を仕込んだり、また野菜を育てて収穫し、調理するというプロセスを経験しています。さらに、3歳から5歳の園児たちは、卒園前の2月に「ひよりレストラン」を開き、45食分のランチを用意して訪問者をもてなしました。子どもたちの真剣な姿勢に、私たち大人も多くの気づきと学びを得ています。
まとめ
ひより保育園が手掛けるレシピ本のクラウドファンディングは、単に料理の本を作るだけでなく、食育の重要性や子どもたちの成長を広く伝える機会となります。子どもたちが未来の食の担い手として育つ姿を、ぜひ多くの方々に支えていただきたいと思います。
会社情報
- 会社名
-
株式会社そらのまち
- 住所
- 鹿児島県鹿児島市東千石町17-1
- 電話番号
-
099-225-7107