トーチが迎える10周年の祝祭
株式会社リイド社が運営するコミックサイト「トーチ」は、2024年8月1日に創刊10周年を迎えます。この特別な節目に、トーチは全作品の全話を無料公開するという大規模なイベントを実施します。この10年間で蓄積された作品群を一挙に楽しむチャンスが訪れます。
トーチは2014年に創立され、「オルタナティヴな表現」と「自分たちの老後への道筋」を探ることを目的とし、数多くの作品を世に送り出してきました。その中には、ミリオンセラーや映画・ドラマ化された作品も含まれ、その多様なラインアップは多くの読者に支持されています。「手塚治虫文化賞」や「マンガ大賞」などの受賞歴も多数あり、このサイトがもたらした影響は計り知れません。
10周年の特別な企画として、トーチは8月1日から7日までの1週間、全話を無料公開します。具体的には、『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』や『神田ごくら町職人ばなし』、『龍子 RYUKO』など、これまでに発表された複数の作品がリストアップされています。これらの作品をまだ読んでいない方も、この機会に新たな出会いを楽しみましょう。
特別イベントの開催
さらに、トーチは秋に高円寺で「マンガナイトの推しトーチ原画展」を開催する予定です。このイベントでは、トーチで活躍する作家7名の貴重なアナログ原画や線画が展示され、デジタルモニターでは作画の過程も公開される予定です。これにより、作品の裏側や制作者の想いを感じ取る貴重な体験を提供します。
会期は2024年8月2日から24日まで。会場は東京都豊島区のマンガナイトBOOKSです。なお、開催期間中は入場料が無料となっているため、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
トークイベントも計画中
さらに、原画展記念としてトークイベントも開催されます。このイベントでは、トーチの編集者がこれまでの10年を振り返るとともに、今後の展望についても語る予定です。登壇者には中川敦さん(編集長)、中山望さん(副編集長)、山内康裕さん(マンガナイトBOOKS)が予定されています。参加費は500円(税込)と手頃ですから、漫画ファン必見の機会です。
トーチの10周年記念イベントは、過去の作品を振り返るだけでなく、未来の展望を考える良い機会です。また、今後も新しい作品の登場が待たれる中、トーチの動向にも目が離せません。特別な1週間とイベントを通じて、漫画の魅力に再度触れてみましょう。