神戸大学カヌー部に新たな資金支援、地域企業が後押しする学生の未来

神戸大学カヌー部への革新的な支援

神戸大学カヌー部は、地域における新たな支援の形をつかみます。最近、株式会社EGIJが提供する「SPONSORS BOOST」を利用し、資金面だけでなく、チームの結束を強化するための支援を受けることが決まりました。この取り組みは、特に資金面の課題を抱える学生部活動にとって、重要な転機となることが期待されています。

資金面の課題と不安

現在、神戸大学カヌー部には23名の部員が在籍しており、主に深江キャンパスや芦屋キャナルパークで練習に励んでいますが、今までは資金面での困難が常に付きまとっていました。特に、今年度の全国大会においては、山形県での開催が影響し、艇の運搬費や移動費、宿泊費が予想以上に高くなるという経済的な壁に直面していました。さらに、古い艇を使い続けることの限界もあり、部員たちは練習と大会準備に心配を抱えていました。これまで活用していた艇は、先輩や他校から譲り受けた古いもので、劣化が進んでいたため、新たな資金が切実に必要だったのです。

EGIJ社による支援、チーム力の向上へ

そんな中、EGIJ社からの支援が舞い込みました。資金的な支援を受けることで、全ての部員が全国大会に出場し、新しい艇やバトルも購入することができました。これにより、今回のシーズンでは「全国ベスト8」を目指してトレーニングに励んでいます。EGIJ社は、資金供給だけでなく、コミュニケーションツール「エマジェネティックス」を活用して、チームの結束力を高める支援も行っています。

新しい支援の形「SPONSORS BOOST」

「SPONSORS BOOST」は、大学の部活動に対して企業がスポンサーとして小口出資できるプラットフォームで、EGIJ社が積極的にサポートしています。この仕組みを通じ、部活動に対する経済的支援が行われることで、部員たちもより高い目標を持って活動できるようになるのです。このサービスは、地元の企業と学生たちの新たな関係を築くものとして、地域社会においても注目されています。

オンラインミーティングの実施

「SPONSORS BOOST」では、年に12回のオンラインミーティングや4回のオフラインミーティングを定期的に行うことが可能です。このようなコミュニケーションを通じて、EGIJ社は神戸大学カヌー部と協力し、具体的なアドバイスを提供することで、部活動の活性化を図っています。

地元企業が支援する意義

神戸大学カヌー部を支援する理由としてEGIJ社の代表、西里将志氏は「地元の強豪チームであり、学生が活動しやすい環境を作りたい」と語ります。実際、彼自身が学生時代に経験した苦労が、この支援を生み出す背景になっています。優秀な学生が経済的な理由で部活動から離れることがないよう、企業が支援する意義は一層高まっています。

まとめ

神戸大学カヌー部へのEIJGの支援は、ただの資金提供にとどまらず、チームの結束やモチベーション向上を目的としています。地域企業との新しい関係を築きながら、学生たちが夢を追いかける手助けをすることが、今後の大学スポーツ界においても大きなモデルケースとなることでしょう。将来的には、こうした取り組みが全国へと広がり、多くの学生が恩恵を受けることを願っています。