建設と製造業の新たな相棒「NavVis MLX」
構造計画研究所は、ドイツのスタートアップ企業NavVis GmbHが開発した新型ハンディ型3Dレーザースキャナ「NavVis MLX」の国内販売を10月11日から開始します。この製品は、従来のハンディ型レーザースキャナの課題を解決し、業務効率化や生産性の向上を実現することを目的としています。特に、建設・製造業界では人手不足が深刻な問題となっている中、NavVis MLXはその解決策として注目されています。
NavVis MLXの特徴と利点
「NavVis MLX」は、従来から扱われているウェアラブル型計測デバイス「NavVis VLX」の高速・高品質な計測能力を受け継ぎながら、ハンディ型としての圧倒的なデータ品質を実現しました。高性能なLiDAR SLAM技術のほか、ビジュアルオドメトリーによって支えられたこのデバイスは、点群データの精度・密度・再現性において他の製品を圧倒します。さらに、四つのカメラで記録される高解像度のパノラマ画像は、現場の状況を視覚的に捉え、データに鮮やかな色付けを可能にします。
加えて、NavVis MLXは人間工学に基づいた設計が施されており、長時間の使用でも疲れにくい操作性を実現しています。差し込むことで体に固定するハーネスを採用し、従来のように腕に負担をかけることなく計測が可能です。さらに、リュックサック型のケースに収納することで、現場への移動もスムーズに行えます。
建設・製造業界における影響
この新しいデバイスの登場により、特に狭い空間や高所の計測が簡単に行えるようになります。「NavVis MLX」は、広大で複雑な現場の計測に適した「NavVis VLX」と組み合わせて使うことで、より多くの現場に対応でき、業務の効率化を一層進められるのです。また、すでに計測されたエリアのデータ更新も円滑に行えるため、建設・製造現場の3D化に向けたスピードも加速することでしょう。
新機種の展示と講演
新型3Dレーザースキャナ「NavVis MLX」のデモ機が、10月11日(金)に開催される「KKE NavVis Summit Japan 2024」で初めて国内展示されます。このイベントでは、NavVis MLXの開発責任者も来日し、製品についての講演を行う予定です。業界の先進的なユーザーの活用事例も紹介され、参加者は最新情報を得られる貴重な機会となるでしょう。
最後に
構造計画研究所とNavVis社は、2015年からのパートナーシップを通じて日本市場への革新的な製品の導入を進めてきました。NavVis MLXは、建設や製造の現場において生産性向上やコスト削減を追求し、更なる業務効率化を支援する新しいツールとして期待されています。
詳細については、【NavVis MLX製品ウェブサイト】(https://solutions.kke.co.jp/navvis/products/navvis-mlx/)をご覧ください。また、イベントへの参加申し込みは【こちら】(https://solutions.kke.co.jp/navvis/news/summit-2024/)から可能です。