足立区の革製品会社が提供する特別なカスタム体験！

足立区の革製品会社が提案する特別なカスタマイズ体験

東京都足立区に位置する株式会社和宏は、50年以上にわたり、革製品の製造・販売を行ってきました。特に、栃木レザーと呼ばれる高品質な革を使った商品が注目されています。このたび、同社は「クイックオーダーシステム」を開始し、顧客が店頭で自分だけの革製品をダイレクトにカスタマイズできる機会を提供しています。これは、革製品の購入スタイルに新たな風を吹き込むものとなるでしょう。

和宏と高度な技術

和宏は、1965年に創業され、警察用品の製造に携わってきたことから、確かな技術力があることで評価されています。その製品の中には、神経に根ざすホルスターや手錠ケースなど、厳しい規格を満たした高耐久性の製品が含まれています。具体的には、『間座製法』を用いたホルスターは、9mm厚の革の間にさらに革を重ねることで、頑丈な造りを実現しているのです。山崎高裕代表取締役は、「曲線を美しく仕上げる技術」と、その難易度についても詳しく語ります。

栃木レザーとの信頼関係

2005年、栃木皮革が経営危機に直面した際、和宏は全革を買い取ることで支援しました。これにより、栃木レザーは再生を果たし、現在国内最大級の革メーカーとなりました。山崎氏は、「栃木レザーを全国に発信する役割も果たしています」と強調しています。

ハーネスレザーの特性

和宏だけが取り扱うことができる「ハーネスレザー」は、強度と美しさを兼ね備えた革で、牛の背中部分を使用し、特殊なタンニンでなめされています。この革は、ベルトや小物類に最適であり、使い込むほどに風合いが増す特徴があります。山崎氏は「使うほどに愛着が湧くこの革は、シワやヨレができにくい特性があり、長く使用しても美しさが続きます」と自信を持って語ります。

minca（ミンカ）の紹介

和宏は、オリジナルブランド「minca（ミンカ）」も展開しており、DIY感覚で革製品を楽しむ提案をしています。「みんなで革を作ってみよう」をコンセプトにしたこのブランドは、バッグや財布だけでなく、小物も多数取り揃えています。この度、クイックオーダーシステムを導入し、顧客は直接店舗で自分の好みに合わせた革製品を具体化することが可能となります。柔らかさと堅牢性を兼ね備えた和宏の革製品は、「長く使えるもの」として選ばれています。

未来を見据えた取り組み

山崎氏は、mincaの製品開発において、「入れる物を起点とした新しい挑戦を進めたい」と話します。職人の目を通した革製品の魅力や、実用性を兼ね備えたデザインを追求し続ける姿勢は、今後の成長をも期待させます。また、最近ではSDGsの観点から、「長く使い続けられる革製品」の啓発にも力を注いでおり、革の持つ本来の魅力を世代を超えて伝えていくことが目標です。