2025年4月18日、鉄道の魅力を新たな視点で切り取った写真集“RAILSIDE”が発売されます。本作は、著名な鉄道写真家、長根広和氏によるもので、彼が日本各地で捉えた鉄道風景が69点、収められています。見る者に希望や不安を感じさせるような作品が並び、列車が響かせる音や四季折々の香りまでも伝えてくれる、ドラマチックな鉄道の風景を是非堪能してほしいと思います。この作品は、キヤノンの業務用フォトプリンター「DreamLabo 5000」を用いて印刷・製本されており、高い色再現性と精細な解像感が自慢です。
長根広和氏は、鉄道の美しさをその機能美や力強さから捉えるだけでなく、様々な環境や情景を通してその物語性を引き出すことに注力しています。彼の言葉によれば、線路を見つめる存在は全てが先の見えない未来へと向かっているとのことです。“RAILSIDE”は、彼が感じる先行きの見えない希望や苦悩を、鉄道の道筋に重ね合わせて表現しています。見る者は、彼の視線を通じて、そこにある希望や幸せを垣間見ることができるでしょう。
本書は240mmのスクエア型で全80ページ、化粧箱入りとなっており、購入者には長根氏の直筆サイン入りのオリジナルプリントが付属します。価格は29,150円(税込、送料込)で、500部の限定生産です。写真集の購入はキヤノンオンラインショップから可能です。
さらに、“RAILSIDE”の発売を祝して、長根広和氏と本書のデザインを担当する三村漢氏とのオンライントークイベントも予定されています。ここでは、本書に収録された作品にまつわるエピソードを語る中で、作品の背景や制作過程が明らかにされるでしょう。視聴は2025年4月18日に行われ、URLを通じてアクセスできます。
また、写真展“RAILSIDE”も開催されます。2025年4月22日から4月27日まで、東京・北青山のNine Galleryで行われるこのイベントでは、現地販売も行われ、ギャラリートークなども予定されています。参加費は500円で、各回定員は25名となっており、ゲストトークも行われます。
長根広和氏のプロフィールを見ると、その経歴からも彼の情熱が伝わってきます。1974年に神奈川県で生まれ、真島満秀氏に師事。今や日本鉄道写真作家協会の会長を務め、ジャンルを超えた多様な作品に取り組んでいます。彼のモットーは「列車の音が聞こえてくるような作品」を生み出すこと。また、“PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION”は、著名写真家によってつくられた美しい瞬間を収めた写真集シリーズであり、長根氏の作品もその一部として発表されるのです。
“RAILSIDE”は、日常の中に潜む希望や楽しさを感じさせてくれる作品です。鉄道の風景や、そこに生きる人々の姿を通じて、私たちもまたその一部であることを改めて感じさせてくれる素敵な写真集です。発売を心待ちにしたいと思います。