新ツール「QoreTune」
2025-04-17 11:04:29

株式会社QuantumCoreが新たに提供したリザバーコンピューティングツール「QoreTune」

株式会社QuantumCoreが新たな技術を発表



株式会社QuantumCore(本社:東京都品川区)は、最新のリザバーコンピューティング技術を活用した新しい振動異常検知ソリューション「VADQore」のためのパラメータ調整ツール「QoreTune」の提供を開始しました。このツールは、正常データのみに基づいて高精度な異常検知モデルを構築する能力を持っています。また、振動や音響データを迅速に分析し最適化できる直感的なユーザーインターフェースを備えているため、特別な知識がなくても導入が容易です。

QoreTuneの目的と効果


「QoreTune」は、VADQoreデバイスが収集するデータをフルに活用するための機能を持っており、振動異常の検知には欠かせない存在となります。このツールを使用することで、パラメータを最短10秒で調整し、さまざまな産業機器や環境に適した異常検知モデルを短時間で構築することが可能です。

その操作性では、Googleのように視覚的に情報を整理して扱えるため、専門の技術者でなくとも簡単に利用することができます。この利便性は、企業の運用において大きな価値を持つでしょう。

「VADQore View」との連携


QoreTuneは、既存の「VADQore View」と連携可能です。「VADQore View」は、振動データの管理や設定変更をオフラインで行える利便性を提供していますが、「QoreTune」では、さらにそのデータを基にパラメータ調整を行うことができます。この連携によって、振動データをリアルタイムで視覚化しつつ、効率的なデータ分析と最適化のサイクルを築けます。

具体的なワークフロー


1. データ収集: VADQoreデバイスから得られたデータをVADQore Viewで可視化し、リアルタイムで振動データをグラフに表示。データはCSV形式でエクスポートできるため分析にも便利です。
2. データ分析・最適化: QoreTuneを用いて、収集したデータを元にリザバーコンピューティングのパラメータを細かく調整します。この際、異常スコア分布や検知精度も視覚的に評価でき、最適な設定を導き出せます。
3. 設定適用: 最適化後の設定をVADQoreデバイスに適用し、異常検知の精度を向上させます。これも「VADQore View」を通じてスムーズに実施可能です。

デモ体験の場


現在、株式会社QuantumCoreはAI人工知能EXPO2025(春)で、新しいQoreTuneのデモを実施しています。実際の工場設備や機械から得た振動データを用い、QoreTuneがどのように異常検知精度を向上させるかをリアルタイムで確認できます。ブースは東京ビッグサイトの東6ホールに位置しており、4月15日から17日までの間、多くの来場者を迎える予定です。

今回の技術革新によって、製造業や設備保全分野にとって、より進化した異常検知技術がもたらされることでしょう。現場での導入が期待される新たなソリューションとして、注目が集まります。引き続き、リザバーコンピューティングを活用したさらなる技術開発が進むことが期待されています。

今後の展望


株式会社QuantumCoreは、今後もリザバーコンピューティングを基にした「Qoreシリーズ」の技術を深化させ、多様な分野でのAI応用にチャレンジしていく意向を示しています。特に、正常データだけから学習し、エッジデバイスでリアルタイムに判定する技術を活かし、セキュリティを考慮しつつ、効率的な異常検知パイプラインの構築に努めていくそうです。今後の動向にも、大いに期待が高まります。


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会社情報

会社名
株式会社QuantumCore
住所
東京都品川区西五反田2-14-13
電話番号

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