富山で始まるオープンイノベーションプログラム
2025年からスタートする富山の新たなオープンイノベーションプログラム「Innovation QUEST in TOYAMA 2025」が、富山県の地域課題解決や新産業創出を目的とし、民間が主導する形で動き出します。このプログラムは、地元企業と全国のスタートアップや研究機関が共に取り組むことで、地域の未来に向けた新たなイノベーションを創出することを目指しています。
参加企業とプログラムの概要
今回のプログラムは、株式会社北陸銀行、株式会社北日本新聞社、株式会社インテック、株式会社Relicの四社が共同で推進しています。それぞれが特定のテーマを持ち寄り、地域の課題を解決するための事業を公募しました。その結果、合計27件の応募の中から厳正な審査を経て、3社の事業アイデアが採択されることが決まりました。
採択された事業者とその提案
1.
北陸銀行(アセット×AI・新技術)
採択事業者:インパクトサークル株式会社
採択理由:マスコミ業界では、生成AIを利用した社会的インパクトの可視化が求められています。インパクトサークル社の技術は、北陸銀行の支援策だけでなく、地域全体のイノベーションを促進する可能性があり、高く評価されました。
実証事業概要:地域の施策がどのようなインパクトをもたらしているかを整理し、可視化することで、地域企業や住民、自治体とのコミュニケーションを促進します。
2.
インテック(IT・デジタル×実用アイデア)
採択事業者:株式会社ナイトレイ
採択理由:ナイトレイ社は位置情報ビッグデータを活用し、富山の観光や交通の課題解決につながる施策を提案しました。これにより、地域のDXを推進し、全国展開の可能性も評価されました。
実証事業概要:両社は協力し、観光誘客や交通最適化のためのデータ解析に取り組む予定です。
3.
4社協働(人口減少対策)
採択事業者:Gigi株式会社
採択理由:ふるさと納税を活用し、地域の相対的貧困層の食事支援を行います。このサービスは、他地域でも成果を上げており、地域貢献の視点から評価されました。
実証事業概要:富山県で「こどもごちめし」の仕組みを立ち上げ、子どもたちが気兼ねなく食べられる環境を整えます。さらに、地域経済と社会福祉を循環させる「富山モデル」の実現を目指します。
今後の展開とスケジュール
採択された事業者は、2026年の冬に向けて実証期間を設定し、成果発表は同年の10月を予定しています。これにより、プログラムによる成果と地域社会への影響を報告する予定です。また、今後の中間発表も2026年に行われる見通しです。なお、スケジュールは変更が生じる可能性があります。
このように、富山県では地域の未来に向けた新たな挑戦が始まっています。今後も注目が集まります。