新たなデニムコレクション「SAISEI コレクション」の誕生
レンチング・グループ、旭化成のロイカ™、日本の名門カイハラデニム。この3社のコラボレーションにより、持続可能で高品質なプレミアムストレッチデニム「SAISEI コレクション」が発表されました。このコレクションは、バイオベースの再生素材を活用し、資源効率に優れたデニム製造を実現しています。
産業の壁を越えた革新の結実
「SAISEI コレクション」は、レンチングのリフィブラ™テクノロジーを駆使したレンチング™エコヴェロ™繊維と、旭化成のロイカ™EF糸を組み合わせたものです。これにより、デニムの循環性を高め、環境負荷を削減する努力が進められています。
デニムの未来を築くこの新たな取り組みは、2024年10月23日から24日にオランダのアムステルダムで行われる「Kingpins Amsterdam」で初お披露目される予定です。国際市場に向けたこの挑戦が、世界中のファッション業界に与える影響は計り知れません。
声を寄せる担当者たち
レンチングのデニム担当グローバル事業開発マネージャー、デニス・フイ氏は「私たちのパートナーシップは、豊富な専門知識と情熱をもって、デニムの循環性を高める取り組みを進めています」とコメントしています。加えて、サステナブルなデニムの重要性を強調し、持続可能な未来の実現へのコミットメントを示しています。
このコレクションが各種デニムスタイルに対応することで、デザインの可能性が広がり、日常のファッションから作業着に至るまで多岐にわたるシーンで活躍します。
高性能素材の魅力
「SAISEI コレクション」の特徴的な素材構成には、柔らかさや快適性を重視したロイカ™ EF糸と、環境に優しい製造プロセスを経たレンチング™エコヴェロ™繊維が使われています。これにより、通常のデニムでは味わえない独特の手触りとドレープ性が実現されています。新しいデニム生地は、ファッションデザイナーやブランドが求める質感とスタイルを提供し、持続可能なファッションの新たな方向性を示すものとなっています。
旭化成のロイカヨーロッパ最高マーケティング責任者、四戸宏昌氏は「私たちの目指すサステナビリティのビジョンはゼロエミッションとリサイクルを重視している。このコレクションを通じて、ユーザーの期待に応える新たなデニム素材をお届けできることを嬉しく思います」と述べています。
環境とファッションの両立
新しいデニムコレクションは、「スーパーストレッチ」、「コンフォートストレッチ」、「ローストレッチ」という3つのスタイルを提案しています。それぞれのデニムが、卓越した職人技と最新技術の融合によって実現された特別な生地です。これにより、ファッションデザイナーは創造力を発揮し、シンプルなデザインから複雑な構造まで、持続可能な材料を使用したスタイルを自由に製作することができます。
カイハラデニムの執行役員営業本部長、稲垣博章氏は「私たちはレンチングとロイカとのパートナーシップを通じて、より循環的なファッションの実現に向けた重要な第一歩を踏み出すことができました」と話しています。この新しいコレクションは、ファッション業界全体に新風を巻き起こし、環境保護に向けた重要な役割を果たすでしょう。
今後の展望
「SAISEI コレクション」は、持続可能性、パフォーマンス、スタイルを重視したデザインの進化を促すでしょう。製品の発表を控え、これからのデニム市場においてどのようなインパクトを与えるか、関係者が注目しています。ファッションと環境意識の新たな融合を描く「SAISEI コレクション」の到来が楽しみです。