最近発表された調査によると、保育園の利用人数が4年連続して減少しています。この傾向を受けて、保護者の保育園探しのスタイルにも変化が見られます。調査は保育園探しポータルサイト「えんさがそっ♪」を運営するBABY JOB株式会社によって行われ、対象は保育園を利用する保護者です。
まず注目すべきは、保育園利用人数が減少している一方で、入園タイミングにおける選択肢が多様化している点です。0歳児クラスの入園者の約45.7%が年度の途中に入園しており、また1歳児クラス以降の入園も46.8%を占めています。このように、保護者は自身の職場復帰のタイミングを柔軟に考慮できるようになっています。
加えて、調査結果からは保護者が複数の保育園を見学する傾向が増えていることも明らかになりました。7割以上の保護者が2つ以上の園を比較し、入園先を選定するために情報収集を行っています。特にSNSを活用してリアルな情報を集める保護者の割合は30.7%にも上ります。以前は「入るため」の保活が主流でしたが、現在は「選ぶため」へとシフトしているのです。
さらに、保護者が園選びにおいて重視する基準も変化しています。保育内容や設備面に加え、負担軽減につながるサービスへの関心が高まっています。たとえば、「おむつのサブスク」サービスに対する関心は非常に高く、61.5%の保護者がこのサービスの導入が保育園選びの決め手の一因であると回答しています。これにより、保護者は手間を感じることなく、安心して入園を決められる環境が整いつつあり、保育士の負担も軽減されます。
BABY JOBが推進する「手ぶら登園」は、日本初の保育施設向けおむつとおしりふきのサブスクリプションサービスであり、すでに8,400を超える施設で導入されています。このサービスにより、保護者はおむつに名前を記入して持参する手間から解放され、保育士も個々のおむつを管理する必要がなくなります。
保護者の保育園探しがますます容易になる中、保育園探しポータルサイト「えんさがそっ♪」は、様々な情報を通じて保護者の選び方に寄り添い、役立つ情報提供を行っています。保護者はサイトを利用することで、自宅周辺の保育園を手軽に探し、気になる園をまとめて確認できます。
今後もこの傾向が続く中、保護者のニーズに応える形での園選びが進んでいくことが期待されます。保育園探しがよりスムーズになることで、保育施設の利用がさらに広がることを願います。