富山県は、卒業シーズンのこの時期、県外に進学や就職する若者たちに向けたプロジェクト「I’m Your Home.」を実施しています。これは、故郷である富山の魅力を再確認し、若者たちが自信を持って新たな環境へ踏み出せるようにとの思いから生まれた initiative です。その中で特に注目されたのが、先輩たちからの応援の言葉です。
「I’m Your Home. ~挑戦する君へ、先輩たちの言葉~」は、富山県出身のさまざまな分野で活躍する先輩たちが集まり、現在進行形で新しい一歩を踏み出そうとしている若者たちに向けたメッセージを発信するプロジェクトの第3弾です。この企画を通じて、卒業を控えた若者たちに、常に自分の故郷が待っているということを感じてほしいという思いが込められています。
参加する先輩は、射水市出身のクリエイティブ・ディレクター、高木新平さん、魚津市出身の建築家、浜田晶則さん、富山市出身の小説家、山内マリコさん、舞台演出家の松澤くれはさん、氷見市出身の音楽家、TAIHEIさんなど、多岐にわたります。彼らのインタビューは、富山県の魅力を発信するサイト「doors TOYAMA」で閲覧可能です。
プロジェクトは、特にタイムリーな卒業シーズンを迎える2月26日から、SNSでのメッセージ発信を強化します。InstagramやTikTokなどのプラットフォームを通じて、15組の先輩たちは「プロフィール帳」形式で親しみやすく情報を発信する予定です。このプロフィール帳では、冒頭に「10の質問」を設け、各先輩たちが一問一答形式で答える形をとります。質問内容は、好きな寿司ネタや学生時代の思い出、座右の銘など様々であり、親しみを持ちながらリアルなメッセージを伝えることを目指しています。
これによって、若者たちにとって身近な存在の先輩の体験談と、彼らがどのようにして挑戦し、成長していったのかを知ることができ、また自分も成長していくきっかけになるでしょう。先輩たちも当時は不安や期待を抱きながら新しい世界に飛び込んだ経験があり、それを糧にしていることが共感を呼ぶ要因となります。
SNSを通してこれらのメッセージが若者たちに届くことで、日常の中で「HOME」としての富山に想いを寄せる機会を提供いたします。また、一般ユーザーも参加できる「お題に参加テンプレート」を使用することで、より多くの意見やメッセージが集まることが期待されます。これらの投稿はInstagramのストーリーにハイライトとして保存される予定です。
さらに、インタビューの一部をまとめたショート動画も展開。配信されたこの動画を通じて、先輩たちの言葉を視覚的に体験し、さらに面白く親しみやすい形で届けます。卒業シーズンの2月26日には、これらの回答をまとめたダイジェストショートムービーも公開される予定です。これにより、富山県が「いつでも帰りたい場所」として存在し続けるよう伝えていきます。
この「I’m Your Home.」プロジェクトは、ただの県外進学・就職のキャンペーンではなく、富山県が若者を未来へ導くための持続可能な支援であることが目指されています。この取り組みを通じて、若者たちが意義ある人生を歩むためのヒントを得られ、また困難な時にも「故郷」が支えになってくれるという信念を抱いてほしいのです。