株式会社カラダノートとオープンハウスグループの業務提携
2023年、株式会社カラダノートとオープンハウスグループが業務提携を結び、子育て世帯向けのサービス強化を目指します。この提携は、家族の健康をサポートし、より多くの家庭に笑顔を届けることをビジョンとした目的のもとに行われています。
提携の背景
カラダノートは、ライフイベントを基にしたデータプラットフォームで、妊娠や子育て、そして定年に至るまでのさまざまな生活の質(QOL)を向上させるサービスを提供しています。2024年4月の時点で、約250万世帯のライフイベントデータを蓄積し、それを活用してサービスを展開しています。
最近の調査によると、3歳以上の子どもを持つ家庭の約60%が、出産をきっかけに住み替えのニーズを抱えていることがわかりました。しかし、2020年以降の不動産価格の上昇により、住宅購入の壁はますます厚くなっています。子育て世帯にとって、この現状は大きな課題です。
一方、オープンハウスグループは都心部に特化した不動産業を展開し、地域に根ざした営業活動を行っています。手頃な価格で住宅を提供し、特に共働きや子育て世帯のニーズを反映した商品開発を進めています。2023年度の戸建販売契約数は1万件を超え、購入顧客の大半が20~40代です。このように、両者の顧客層やビジョンの共通点があったことからこの提携が実現しました。
業務提携の目的と期待
今回の業務提携は、子育て世帯に寄り添った住宅購入のサポートを目指すもので、特に同社の蓄積したライフイベントデータとオープンハウスの住宅販売ノウハウを結集することで、より効果的にニーズに応えることを狙っています。
提携後は、子育て世帯向けの住宅情報やサービスの提供を強化し、住宅に関する意思決定を促進することが期待されています。これにより、安心して子育てができる住環境の提供が進むでしょう。家族のニーズにマッチした住宅の提案を行い、ライフスタイルに応じた柔軟な住居選びが実現することを目指します。
カラダノートの多角的なアプローチ
カラダノートは、家族向けと社会向けの2つの領域で事業を展開しています。家族向けには、子育てやヘルスケアに関するアプリを展開し、ユーザーのライフイベントデータをもとにさまざまな商材やサービスとのマッチングを支援します。また、社会向けには、少子化問題解決に向けた事業やコンサルティングも提供しており、企業と連携して課題解決に向けた取り組みを進めています。
まとめ
この業務提携は、子育て世帯への支援を強化し、住宅購入のサポートをより一層充実させることを目指しています。カラダノートとオープンハウスグループの共同の取り組みに注目が集まる中、今後の展開に期待が高まります。