池田模範堂賞授賞式開催の背景
富山県上市町に本社を構える株式会社池田模範堂は、健康科学分野の研究発展を支援するために設立した「池田模範堂賞」の第2回授賞式を開催しました。この賞は、かゆみ・虫刺され薬で知られる「ムヒ」の誕生100年を記念して始まったもので、健康維持に貢献する博士論文を対象としています。
今回の授賞式には、選考を経て決定された3名の受賞者が出席し、授賞式の他に受賞講演会や意見交換会も行われました。
授賞式の様子
授賞式は2026年10月24日、ダブルツリーbyヒルトン富山で行われました。池田模範堂の代表取締役社長、池田嘉津弘氏が開会の挨拶を行い、「若手研究者の今後の活躍を期待し、富山県だけでなく産学界全体の発展に寄与したい」というメッセージを伝えました。
受賞者たちは自身の研究成果を発表し、その内容に対する意見交換を行いました。研究の深化や新たな視点を提供する場となり、参加者同士の貴重なコミュニケーションが促進されました。
受賞者とその研究テーマ
1.
酒井彩乃氏(富山大学大学院医学薬学教育部生命・臨床医学専攻)
研究テーマ:『膵癌術前治療におけるFUT2およびFUT3遺伝子型別のDUPAN-2およびcarbohydrate antigen 19-9の正常化の検討』
酒井氏は自らの研究に対する情熱を語り、「些細な疑問を逃さず研究テーマにしていきたい」と意気込みを見せました。
2.
篠崎友亮氏(富山大学大学院医学薬学教育部薬科学専攻)
研究テーマ:『末梢投与型網膜神経保護薬の創出に向けた血液網膜関門 amantadine 輸送特性の解明』
篠崎氏は博士論文が外部から評価されたことに喜びを表現しました。
3.
西沖航平氏(富山大学大学院医学薬学教育部薬学専攻)
研究テーマ:『シクロデキストリンで分子封止されたロタキサン型蛍光色素の高収率合成法の確立とその光物性の評価』
西沖氏は、博士課程の成果を評価され大変嬉しいとの意見を述べました。
表彰内容と記念品
受賞者には賞状の他、賞金61万円とともに富山ガラス工房で制作されたオーナメントとグラスが贈られました。この記念品は、富山の薬瓶に由来する「富山のガラス」を象徴しており、地域の特性を反映したものとなっています。
製作を担当した綿舎雄希氏は、「好奇心を忘れず今後も研究を続けてほしい」という思いを込めて作品を制作しました。
今後の展開
池田模範堂は、今後の第3回授賞式から応募対象を拡大し、富山県内の高校卒業者も対象とする方針を発表しました。2027年3月より募集が開始される予定です。詳細については、同社のホームページを確認することができます。
地域と人々の健康に寄り添い、さらに良い生活を提供するために、池田模範堂は引き続き健康科学の研究支援を進めていきます。