新型低全高ロボットパレタイザー「PXT-1235A」登場
2023年7月1日、愛知県の株式会社スター精機が低全高ロボットパレタイザーの新型「PXT-1235A」の販売を開始しました。この製品は、「運用しやすい」と「導入しやすい」をキーワードに設計されており、従来モデルの良さを引き継ぎつつ、さらなる進化を遂げています。
利便性の向上とコストダウン
新型「PXT-1235A」は、従来型に比べて約20%のコストダウンを実現しました。これにより、企業にとって導入のハードルが大幅に下がることが期待されます。また、パレットのサイズ対応能力も向上し、1100mm×1100mmのパレットにはもちろん、1400mm×1100mmにも対応しています。
加えて、機械の移動も容易になるようキャスターが付いており、設置場所を選ばずに活用できます。この利便性の高さは、これまで自動化が困難だった製造ラインにとって大きなメリットとなるでしょう。
安全性を重視した設計
リニューアルされた「PXT-1235A」は、安全性にも配慮されています。オープン部は従来のセーフティライトカーテンから安全扉に変更され、扉にはセーフティドアスイッチが標準装備されています。そのため、扉の締め忘れを防ぐ仕組みが整っており、安心して使用することができます。
制御ボックス一体型への進化
「PXT-1235A」は、制御ボックスを機械内部と一体型に変更することで、複雑な配線を防ぎ、作業の効率化を図っています。これにより、パレタイザーの移動も楽になり、ラインの柔軟性が向上しました。
幅広いニーズに応える製品群
スター精機のロボットパレタイザーは、食品、飲料、医薬品など、多岐にわたる業種での採用が進んでいます。「PXT-1235A」の導入により、さらに多くの現場で自動化が可能になるでしょう。シリーズには、さらに高性能な「PXWシリーズ」や「PXLシリーズ」もあり、多様なニーズに応える製品ラインを構築しています。
テクノロジーの進化に合わせた導入システム
また、「PXT-1235A」に付属している「パレタイザーエディター」は、ロボットに作業動作を教えるための設定データを簡単に作成できるソフトウェアです。これにより、新規ラインを立ち上げる際や製品変更時にも、ラインを止めることなく事前に準備作業を進めることが可能になります。
まとめ
今回のリニューアルにより、低全高ロボットパレタイザー「PXT-1235A」は、コストパフォーマンス、操作性、安全性のすべてにおいて進化を遂げました。自動化を志向する企業にとって、導入しやすい製品として大きな注目を集めることでしょう。今後、さまざまな業種での活躍が期待されます。