不動産テック進化の現場:CeSSAコングレス2025における最新の取り組み
不動産業界のデジタル化が進む中、2025年6月17日、衆議院第一議員会館で開催された「CeSSAコングレス2025」に、GOGEN株式会社の代表取締役CEOであり、不動産テック協会の理事でもある和田浩明が登壇しました。このイベントでは、国土交通省や不動産テック協会が招かれ、業界の未来を探る貴重な機会となりました。
CeSSAコングレス2025の目的と和田氏の役割
本コングレスのテーマは、不動産市場の活性化に向けたテクノロジーの活用です。和田氏は、パネルトークセッション『不動産電子契約普及における課題について』において、電子契約の導入に伴う課題について意見を述べました。特に、電子契約を推進する上での政策的なハードルに焦点を当て、業界の様々な立場からの活発な意見交換が行われました。
規制改革に向けた新たな動き
和田氏は、最近決定された規制改革推進計画の内容についても言及し、「不動産売買仲介におけるデジタル・AI活用促進」という項目が注目を集めていると説明しました。この内容は、GOGEN株式会社が提案したものであり、国土交通省が今後の具体的な方針を示すことや、業界における電子契約の本格活用にとの重要な進展を示すものであると評価しました。
電子契約導入の複雑さ
さらに和田氏は、不動産取引の中でのステークホルダーの多様性や、新築戸建取引における建築業法とクーリングオフ制度との複雑な関連を挙げ、電子契約の導入が難しくなっている現状に警鐘を鳴らしました。この点について、CeSSAおよび関係省庁に実情の理解と対応を求めました。
GOGEN株式会社の未来への取り組み
GOGEN株式会社は、今後とも不動産業界のデジタル化を推進し、効率化と消費者にとっての利便性向上に向けた取り組みを行っていく計画です。「レリーズプラットフォーム」という不動産売買支援ハブは、契約や書類のやり取り、スケジュール調整などをデジタル化することで、業務の大幅な効率化を実現し、エンドユーザーの体験を革新します。売買完了後も、用意された「マイページ」を通じて継続的に事業者とのコミュニケーションを支援し、アフターフォローやリフォームの相談など、新たな取引機会を創出します。
不動産テック協会とGOGENのビジョン
不動産テック協会は、不動産とテクノロジーの融合を図り、業界の健全な発展を目的としています。情報セキュリティに関する調査やデータベースルールの策定など、業界活動における基盤構築を行っています。
GOGEN株式会社は、テクノロジーを駆使し、より良い不動産市場を創造するための政策提言や多角的な取り組みを進めていくことを誓っています。
国民生活の向上と公共福祉に寄与するために、今後も不動産テックの進化にますます貢献していくことでしょう。