新たな地平を切り開く業務提携
株式会社NineEdgeとWHDCアクロディア株式会社が手を組み、法人向けのスポーツとヘルスケアソリューションの共同開発を行うことが発表されました。この提携は、両社の技術とノウハウを融合させ、次世代のBtoB市場に向けた革新的な取り組みを目指すものです。
業務提携の背景と目的
近年、AIやIoTといった最新技術が、スポーツやヘルスケア分野で広く利用され始めており、これにより企業は新しい事業機会を得たり、競争力を向上させたりしています。特に、2023年度から始まった学校部活動の地域移行やICT環境の整備が進む中で、法人向けのソリューションに対する需要はますます高まっています。
NineEdgeは、「全てのスポーツ選手にテクノロジーとデータ活用を」という理念のもと、AIによる動画解析サービス「ForceSense」を中心に事業を展開しています。このプラットフォームは、スポーツ指導におけるフォーム解析や動作分析、医療分野でのリハビリ支援など、幅広いニーズに応えることを目的としています。
一方、アクロディアはスポーツテック領域でのIoTセンサー技術に特化しており、特に「i・Ball TECHNICALPITCH」といった製品で知られています。この両社の提携により、AI動作解析とIoT技術の融合が実現されることで、教育やスポーツ、健康といった複数の分野における新たな法人ソリューションが期待されます。
協業の具体的なビジョン
両社の業務提携は、特に以下の3つの領域での協業を計画しています。
1.
AIとセンシングの融合:NineEdgeの動画解析技術とアクロディアのIoTハードウェア技術を持ち寄ることで、法人向けの新しいソリューションが生まれることを目指します。これにより、フォーム解析の向上から医療・リハビリ分野、フィットネス領域に至るまで、多様なニーズを満たすことができるようになります。
2.
教育現場への支援:部活動の地域移行やICT化推進に伴い、行政や教育関連の企業向けに補助金活用に関するサポートを提供します。この提携を通じて、事業機会を創出し、スポーツの未来を育てる支援が行われるでしょう。
3.
データ活用モデルの構築:アクロディアが蓄積したユーザーデータを基に、NineEdgeと連携することで、スポーツやヘルスケアにおけるデータ分析をより深め、実用的な法人向け支援モデルを構築することを目指します。
企業の代表者コメント
NineEdgeの代表取締役渡辺一矢氏は、「我々のAI動作解析プラットフォームとアクロディアの先進的な技術を組み合わせることで、法人顧客に本当の革新を提供できると確信しています。」とコメントしています。また、アクロディアの窪田圭一社長は、両社の技術を結集することで「より包括的なソリューション提案が可能になります」と期待を寄せています。
まとめ
今回の業務提携により、スポーツテック市場における次世代BtoBソリューションの共同開発がスタートします。今後、NineEdgeとアクロディアの連携がどのように進化し、法人向け市場にどのような革新をもたらすのか、大いに注目されるところです。