仙台市が進める防犯環境設計と社会実験
仙台市は、新本庁舎の整備に伴い、周辺エリアとの活性化を図る取り組みを進めています。特に、新本庁舎の低層部には市民が日常的に利用できる機能が実装され、イベントなどの開催時には勾当台公園市民広場との一体的な利用が可能となります。このような計画の一環として、11月3日から12日までの期間中、勾当台公園で様々な社会実験が実施されます。
多彩なイベントのラインナップ
この社会実験では、大人も子どもも楽しめる内容が用意されており、マルシェの開催やラジオブース、子ども用遊具の設置など、多くのコンテンツが展開されます。市民の方々には、ぜひ足を運んでいただき、新しい公共空間の楽しみ方を体感してほしいと思います。詳細情報は
こちらで確認できます。
夜の公共空間を探る『YOBOU 夜を安全にあそぼう』
この社会実験の中で特に注目すべきは、『YOBOU 夜を安全にあそぼう(野営と焚火の対話会)』です。このイベントは、公共空間の夜間利用を模索するものです。東日本大震災の際、多くの人々が公共空間を避難場所として利用した経験から、夜に開催されるイベントの重要性が再認識されています。参加者は、勾当台公園の円形広場で野営テントを設営し、焚火を囲んで防災について話し合います。
イベントでは、ボーイスカウト宮城県連盟の指導のもと、安全な野営テントの組み立て方やランタンの制作方法を学ぶことができます。夜間に安心して過ごせる公共空間のあり方について、参加者同士で意見を交換する貴重な機会となるでしょう。
防犯環境設計の視点
『防犯デザイン研究所』は、このイベントにおいて、公共空間の犯罪予防を目的とした取り組みを実施します。具体的には、勾当台公園周辺の安全性を調査し、犯罪機会論の観点からどのように空間設計を改善できるかを考察します。また、希望者に向けてワークショップも開催する予定です。
参加方法と詳細
『YOBOU 夜を安全にあそぼう』は、11月10日の18:00から11月11日の7:00まで開催されます。参加費は無料で、出入り自由となっています。また、防犯に関するワークショップも無料で提供されるため、興味のある方はぜひ参加してみてください。事前申込みは
こちらのフォームから行えます。
最後に
株式会社ユニウムが運営する『防犯デザイン研究所』では、社会の課題をデザインを通じて解決することを目指しています。新しい公共空間の価値を生み出すために、積極的に取り組んでいます。この貴重な機会に、ぜひ参加して新しい知見を得ていただきたいと思います。公式サイトやお問い合わせフォームもぜひ活用してください。
社名:株式会社ユニウム
所在地:東京都渋谷区神宮前6-23-4
HP:
unium.jp
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