首都圏コールセンター企業の交流会、新たな連携の一歩を踏み出す

首都圏コールセンター企業が集まった交流会開催

2024年10月30日、株式会社TMJはみなとみらいセンターにて「コールセンター企業間交流会」を成功裏に開催しました。この交流会には、首都圏でコールセンターを運営する企業から6社、27名が参加し、センター見学会やテーマディスカッションなど盛りだくさんのプログラムが行われました。

参加企業と交流の目的

参加企業には、アサイアン、TMJ、ディー・キュービック、富士フィルムサービスクリエイティブ、富士通コミュニケーションサービス（CSL）、WOWOWコミュニケーションズと多彩な顔ぶれが揃いました。今回の交流会は、「地方に拠点を構えるセンター同士は交流が活発だが、首都圏ではそのつながりが希薄になりつつある」という背景から、土屋美奈取締役執行役員兼CVOの呼びかけにより企画されました。彼女は「コールセンター業界の環境が大きく変化している中で、共通の課題を持つ各社が情報交換をし、次世代の業界発展に繋げる狙いがある」と語りました。

センター見学会とディスカッションでの貴重な意見

交流会の初めには、センター見学会が行われ、大手小売業クライアントの業務ブースを参加者がツアー形式で見学しました。参加者は現場の取り組みや工夫をじかに見ることで、「クライアント企業の気持ちがよく伝わった」「運営に人の温かみを感じた」などの意見を述べ、その雰囲気が伝わるものであったと感じていました。

続いてのテーマディスカッションでは、「ウェルビーイング（ES・EX)向上に向けた現状と課題」「ウェルビーイング（ES・EX)向上のために取り組みたいこと・アイデア」の2つのテーマについて、参加者は意見を交わしました。各社が実施している施策やその成果を共有し、出てきた意見の中には「地域によって参加傾向に差がある」といったものもあり、業界全体の改善に向けた意識の高まりを感じる時間となりました。

今後の展望と土屋CVOのコメント

TMJは、今後もこのような交流会を定期的に行うことを検討しており、幹事企業が輪番で開催する形を予定しています。土屋CVOは、初めての試みで参加企業の賛同を得て成功できたことに感謝を述べ、「現場の意見は非常にリアルで示唆に富むものだった」とコメント。彼女は、AIやデジタル化が進む中でも「人」が中心であることを再認識し、さらなる業界の活性化を願っています。

このような交流は、業界に新たな可能性をもたらし、各企業が一緒に成長していくための重要なステップになりそうです。