『I’mPOSSIBLE』アニメ教材化
2024-03-26 13:10:07

インクルーシブ社会実現へ貢献! パラスポーツ教材『I’mPOSSIBLE』がアニメーション化

インクルーシブ社会に向けた革新的な教材:『I’mPOSSIBLE』アニメーション版登場



国際パラリンピック委員会(IPC)公認の教育プログラム『I’mPOSSIBLE(アイムポッシブル)』日本版が、この度、待望のアニメーション教材を提供開始しました。これは、教育現場におけるICT化の進展と、より効果的な学習環境の構築を目指した取り組みの一環です。

アニメーション教材:楽しみながら学ぶ共生社会



『I’mPOSSIBLE』日本版事務局は、教育コンテンツ制作で高い実績を持つNHKエデュケーショナルと協力し、魅力的なアニメーション教材を制作。パラリンピックを題材に、共生社会の実現に向けた重要なスキルを育成します。

小学生版は、「パラリンピアンが学校にやってくるとしたら」という設定で、車いすバスケットボール選手の香西宏昭選手が登場。児童生徒は、学校を障害のある人の視点で見直し、バリアフリーの現状や課題を考えます。

中学生・高校生版は、「パラリンピアンの日常生活からバリアフリーを考える」をテーマに、日常の中に潜む「気づきにくいバリア」をアニメーションで分かりやすく解説。香西選手のメッセージ映像も含まれています。

これらのアニメーション教材は、授業をスムーズに進めるだけでなく、子どもたちが楽しみながら理解を深められるよう工夫されています。教員の負担軽減にもつながる点が大きなメリットです。

多様な機能と充実したサポート



教材には、字幕のオン・オフ機能や音声読み上げ機能も搭載。学習内容をより深く理解し、多様な学習ニーズに対応できるよう配慮されています。指導案やワークシート、議論を促進する「考えるヒント」、発展学習を支援する「+アルファ映像」も提供。

ウェブサイトリニューアル:情報アクセス性の向上



アニメーション教材公開と同時に、ウェブサイトもリニューアルされました。教育関係者の声を反映し、必要な情報を見つけやすく、使いやすさが向上。授業の目的に合わせた教材検索も可能です。

パラスポーツを通じた共生社会の実現



『I’mPOSSIBLE』は、世界約40ヶ国で活用されているIPC開発の教育プログラムです。パラリンピックという舞台を通して、インクルーシブな社会を築くための理念を学びます。

東京2020パラリンピック以降、パラリンピックへの関心が高まる中、『I’mPOSSIBLE』は、感動体験にとどまらず、多様性を認め合い、尊重する心を育む教育活動を推進します。

『I’mPOSSIBLE』の理念と特徴



『I’mPOSSIBLE』の名前は、「Impossible(不可能)」にアポストロフィ「’」を加え、「I'm possible(私はできる)」という意味を込めています。小さな工夫で、不可能と思われたことも可能になるというメッセージが込められています。

教材は、日本の教育現場で活用しやすいよう、日本の文化や教育課程を考慮して開発されました。総合、体育、道徳、家庭科など、様々な授業で活用できます。

今後の展望



『I’mPOSSIBLE』は、今後も教育現場での活用を推進し、インクルーシブな社会の実現に貢献していきます。アニメーション教材は、その取り組みを加速させる重要なツールとなるでしょう。

関係団体



国際パラリンピック委員会(IPC)
日本パラリンピック委員会(JPC)
日本財団パラスポーツサポートセンター
べネッセこども基金
* NHKエデュケーショナル

会社情報

会社名
公益財団法人日本パラスポーツ協会日本パラリンピック委員会
住所
東京都中央区日本橋蛎殻町2-13-6
電話番号
03-5939-7021

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