女性のオンライン診療利用実態について
フェムケア事業を手掛ける株式会社オノフが実施した「オンライン診療に関する意識調査」では、20代以上の全国の男女を対象に女性のオンライン診療に関する認知度と利用意向について明らかにしました。本調査は2024年6月に行われ、有効なサンプルとして2,975名のデータを分析しました。
オンライン診療の認知度
調査の結果、全体の11.6%がオンライン保険診療を利用した経験があることがわかりました。その中でも、女性の40代から60代の世代では「知っているが、利用したことはない」という回答が全体平均よりも高く出ました。一方、20代の女性では認知度が低く、オンライン診療の「知らない」という回答が約50.7%を占めました。これは、若年層の間でのオンライン診療の認知が不足していることを示しています。
利用意向の高いキャティング
具体的にオンライン診療をしたいと考えている理由に求められるのは、時間や場所を選ばずに診療を受けられる点です。「スキマ時間に受診できる」「自宅や職場で受診可能」というメリットが、特に保険診療を選ぶ際の重要な要素であると多くの回答者が挙げています。特に、精神疾患や更年期症状、婦人科系の疾患に対するオンライン診療に対する関心が高いことが分かりました。
自費診療への抵抗感
何よりも注目すべき点は、オンライン診療の利用経験に基づいた自費診療に対する抵抗の高さです。主に20〜30代の女性がオンライン保険診療に「機会があれば利用したい」と考えている一方で、50〜60代の女性は「あまり利用したくない」と感じていることが明らかになりました。特に自費診療に関しては、その抵抗感が顕著です。
さらに、オンライン自費診療を選んだ場合、過去の利用経験が「自費のみ利用したことがある」という回答者の73.1%が「機会があれば利用したい」と感じている姿勢が見受けられました。ここから、特定の悩みが自費診療であれば利用したい意向が強いことが読み取れます。
結びに
この調査からは、女性のオンライン診療に対する認知度や利用意向に大きなギャップが存在することが浮き彫りになりました。一方で、利便性やプライバシーを重視していることも判明し、今後のオンライン診療の普及に向けた施策が求められます。オンライン診療の利点を女性たちにより伝えることが鍵となるでしょう。
本調査の全体レポートに関心がある方は、ぜひ株式会社オノフのウェブサイトから資料請求を行ってください。