子どもたちに必要な力を育てる新しい教科書の登場

新刊書籍『自分で決める力の伸ばし方』が発売

2024年9月27日、株式会社日本能率協会マネジメントセンターが新しい書籍『10歳から知っておきたい「自分で決める力」の伸ばし方』を発売しました。この書籍は、子どもたちに必要な「判断力」を楽しく学ぶための教科書として設計されています。

学校では教わらない「決め方」

私たちが成長する過程で様々な教育を受けますが、「決め方」についてはあまり触れられないのが実情です。大人になった今でも、正しい「決め方」を知っている人は少なく、日常の中で多くの選択をする際に迷いが生じることも多いでしょう。

この書籍は、そんな「決め方」を学べる機会を提供し、特に小学生の高学年に向けた内容となっており、年齢や状況に応じたシーンを基にしたミニインバスケット問題に挑戦しながら、自分の選択肢を考えます。

インバスケットの活用

本書では、インバスケットという手法が取り入れられています。これは、未処理の書類を処理するワークの形で展開され、子どもたちが様々な情報の中から冷静に判断し、適切な行動をとる力を磨くことを目指します。架空のキャラクターやシチュエーションを通じて、リアルなケーススタディの中で学べるのが大きな特徴です。

鳥原隆志氏について

本書の著者、鳥原隆志氏は、株式会社インバスケット研究所の代表取締役であり、インバスケット・コンサルタントとしての経験を生かし、ビジネスシーンでの判断力向上に寄与しています。氏は20,000人以上の受講者に指導してきた実績があり、テレビやラジオでも幅広く活動しています。主な著書も50冊以上あり、計80万部以上を売り上げるダイナミックな著者です。

書籍の構成

本書は4つの章で構成されています。

1. 「自分で決められない」との影響 - 決断が私たちの人生にどのように影響するのかを探ります。
2. 「決める」とは何か - インバスケット思考についての基本的な理解を深める章です。
3. 「自分で決める力」を養う14のクエスト - 具体的なクエストを通して実践を重視します。
4. 「自分で決める力」が人生を作る - この力がどのように人生に影響を与えるのかを解説します。

この本は、マンガや解説を交え、楽しみながら学べる工夫が施されています。子どもたちが自信を持って選択し、判断できる力を育んでいくことを目的としています。