魚を食べたい理由
2024-09-19 10:12:54

魚離れが進む中、意外にも魚好きな人の本音とは?

魚離れの真実



最近、「魚離れ」という言葉がよく使われていますが、本当に人々は魚を食べないのでしょうか?オレンジページが行った調査によると、実際には魚を食べたいと思う人が圧倒的に多いことが明らかになりました。調査の結果を詳しく見てみましょう。

調査概要



この調査は、国内在住の成人女性1226人を対象に、2024年7月19日から26日までの間にインターネットで行われました。「魚をどのくらい食べているか」や「魚を食べる頻度が上がらない理由」など、さまざまな質問が用意されました。

魚を食べる頻度



調査によると、家庭や外食、買い物を問わず、魚を食べる頻度が最も多かったのは「週に1〜2日」で42.4%。さらに「週に1日以上」の人が合計で82.5%に達している一方で、「週に3日以上」になるとその割合は40.1%と半分以下に減少しました。このことから、魚を全く食べていない訳ではないものの、頻度は落ちていることがわかります。

また、家庭での調理頻度も同様で「週1日以上」が73.7%に対し、「週3日以上」はわずか32.3%にとどまっています。このように、魚を食べたくても、実際に食卓に上がる頻度は低いことがうかがえます。

食べたい気持ちとハードル



調査結果では、実際には75.3%が「もっと魚を食べたい、家族に食べさせたい」と回答しています。さらに、魚が高い栄養価と健康への良さから「積極的にとりたい」という意見も9割を超えました。しかし、3年前と比較して魚を食べる頻度が増えたと感じる人はわずか20%にとどまり、6割近くが「変わっていない」とのことです。

「もっと魚を食べたくなる条件」という質問には、約65.2%の回答者が「価格が安くなる」と挙げており、この点が魚離れの大きな要因となっています。「魚の値段が高くなり、頻繁に食べられない」という声も多く寄せられました。

どの魚が人気か?



家庭でよく調理される魚として、鮭が82.4%と圧倒的に支持されています。次いでさばが66.2%、ぶりが49.6%で、これらの人気の理由は価格の手ごろさと調理の簡便さにあります。鮭は年間を通して入手しやすく、さまざまな料理にアレンジが可能です。

子どもとの関係



魚を食べない理由の一つに、子どもの魚に対する好き嫌いがあります。調査の結果、64.0%の親が自分の子どもは魚が好きだと回答しています。家族全員で食事をすることが、子どもが魚を好む傾向に関連していることも分かりました。同じように、「子どもが好きな魚を選ぶ」や「子どもが喜ぶ調理法で作る」といった工夫が重要であることも示されています。

魚の消費量が減少する理由



魚が消費されなくなった理由は、価格高騰だけでなく、漁獲量の減少や気候変動も影響していると考えられます。これからも世界的な需要の増加と供給の減少が続けば、魚を手に入れることがますます難しくなるかもしれません。そこで、未利用魚の活用など、新たなアプローチが求められます。

結論



魚が嫌いと言われる現代ですが、実際には多くの人が魚を好み、健康面でも評価しています。価格が安定し、手軽に魚が食べられる環境が整えば、魚離れは改善されるかもしれません。これからの魚の消費文化に期待しましょう。


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