CMCグループが提案する新たなテクノロジー
日本市場への進出を果たしたベトナムのICT企業、CMCグループが2022年に開催されるJapan IT Week関西に出展する。横浜に本社を置く「CMC Japan株式会社」は、この度のイベントで来場者に向けて「クラウドMSP」「ベトナムオフショア開発サービス」、そして同社独自開発の「CIVAMS.Face」という顔認証システムの3つのソリューションを紹介すると発表している。
CMC Japanの成り立ち
CMC Japanは2017年に設立され、設立からわずか4年半で100社以上の顧客と取引実績を積んできた。主な取引分野は多岐にわたり、金融サービス、製造業、宿泊施設、福祉施設、そして政府機関など、様々な業界でのプロジェクトを支援している。特に今回のJapan IT Week関西では、彼らの大阪での初のイベントとなり、その意義は大きい。
多様性をもつテクノロジーソリューション
テクノロジーが急速に進化する現代において、企業や団体は競争力を向上させ、顧客に付加価値を提供するために、革新的なソリューションやデジタルトランスフォーメーションを取り入れる必要が生じている。CMCグループでは、ベトナムの高度な技術力とIT人材を活かして、日本企業の業務効率の向上を目指すと共に、日本経済の発展にも貢献したいという意向を抱いている。
顔認証システム「CIVAMS.Face」
特に注目すべきは「CIVAMS.Face」と呼ばれる顔認証システムである。2021年に行われたJapan IT Weekでは、このシステムのデモンストレーションが行われ、一定条件下で99.2%、マスク着用時でも98.95%の高精度を実現したことが証明された。このシステムは最大で6万人の顔データを保存でき、特定のIPカメラメーカーに依存せず、APIを通じて外部システムとの連携が可能である。
Japan IT Week関西では、ある企業が提供する勤怠管理システムと連携した非接触型勤怠管理デモも予定されており、CIVAMS.Faceはその中心的な役割を果たすこと期待されている。
オフショア開発とクラウドMSP
CMC Japanは、オフショア開発に関するソリューションも提供しており、1500名以上のエンジニアリソースを活用したITアウトソーシングサービスを展開している。また、クラウドMSPソリューションでは、オフショアのメリットを最大限に活用したサービスを提供し、日本企業のIT人材不足問題を解決するための役割を担う。
さらに、CMC Japanは、AIやIoT、クラウドサービスに適用する様々なソリューションも手掛けており、顧客のニーズに応じた柔軟な提案ができる企業として知られている。
まとめ
CMSグループの展開する先進的なソリューションは、未来のテクノロジー社会において企業の競争力を強化し、また日本経済にとっても重要な資産となることでしょう。今後、CMC Japanの動きから目が離せません。
詳細情報
企業情報
CMC Japan株式会社は、神奈川県横浜市に本社を持ち、2021年に大阪事業所を開設。グループの母体である「CMC Corporation」は、ベトナムにおいて第2位のICT企業として上場されている。主に業務システム、アプリケーション、AI、IoT、クラウドに関連するソリューションを手掛けており、ICT活用のコストダウンに向けたコンサルティングも提供している。