シンガーソングライターの槇原敬之が、3月16日からスタートした全国ツアー「Makihara Noriyuki Concert 2024 “TIME TRAVELLING TOUR” 2nd SEASON〜Yesterday Once More〜」を7月14日に沖縄・那覇文化芸術劇場なはーと 大劇場で開催されたファイナル公演で完走した。
今回のツアーは、2018年に行われた「”TIME TRAVELLING TOUR” 1st SEASON」のコンセプトを継承したもので、90年代の楽曲を中心に披露された。槇原は、懐かしい楽曲の数々を熱唱し、観客を当時の青春時代へとタイムスリップさせた。
ツアーでは、衣装にも注目が集まった。槇原のツアー衣装を長年担当する「BEAMS」の窪浩志氏は、今回のツアーのテーマに合わせ、90年代の槇原のファッションを意識した衣装を制作。ブランド「ROMEO GIGLI」を彷彿とさせる、当時流行したスタイルを取り入れた斬新なデザインが話題となった。
ファイナル公演では、槇原から冬に新たなコンセプトのツアー「マキハラボ」を開催することがサプライズ発表された。「マキハラボ」は、ピアノ、弦、コーラス隊、パーカッション、歌のみで構成された実験的なコンサートとなる予定で、これまでとは全く異なるステージングが期待される。
槇原は「マキハラボ」について、「どこまで世界観を表現できるのか、実験室のようなコンサートにしたい」と意気込みを語った。
「マキハラボ」は11月25日の東京を皮切りに、京都、兵庫、大阪の7公演が予定されている。チケットは9,800円(税込)で、詳細は後日発表される。
槇原敬之は、今回のツアーで90年代の楽曲を改めて聴くことで、当時のエネルギーやメッセージを再確認したという。「今、世の中はあまりいいニュースばかりではない。そんな中で、少しでも楽しい気持ちになれるように、90年代の曲を届けたかった」と、ツアーに込めた想いを語った。
「マキハラボ」では、槇原が新たな挑戦を続ける姿を見ることができるだろう。今後の展開に期待したい。