株式会社Kyashは、セイコーソリューションズグループと提携したことを発表し、法人送金サービスの機能を強化していくことが決定しました。この業務提携は、両社の技術と知識を融合させ、法人向けのデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に寄与することを目的としています。特に、Kyashの法人送金サービスは、手続きの効率化と業務コストの削減を実現することが期待されています。
Kyashは、「価値移動のインフラを創る」を理念に掲げており、創業以来、法人向けのサービスを増やし続けています。これまでにも、多数の企業へ報酬支払や資金移動の迅速化を実現することで、多様なニーズに応えてきました。セイコーソリューションズグループは、IT環境におけるさまざまな課題に対して、最適なICTソリューションを提供することで知られています。お互いの強みを活かしながら、法人向けサービスの拡充を図ります。
この提携により、両社は受発注系システムとの連携を通じて、取引に関わる送金業務や清算業務をよりシームレスかつ低コストで行えるようになるのです。具体的には、今後「Kyash法人送金サービス」に新しい機能が追加され、法人から個人への送金、あるいは法人同士の送金もデジタルファーストで、リアルタイムで行える環境を整えていきます。
さらに、Kyashの法人送金サービスはすでに多くの企業で利用されており、2021年12月からはフリーランスやギグワーカーへの報酬支払いにも対応しています。2024年からは、企業からの銀行口座への送金機能も追加される見込みです。これにより、法人顧客はより幅広い送金ニーズに応じたサービスを享受できるようになります。
パートナーシップの背景には、ダイナミックに変化するビジネス環境において、迅速な資金移動が求められていることがあります。特に、パンデミック以降、リモートワークやオンライン業務の増加により、従来の方法では対応しきれないニーズが浮かび上がっています。そこで、Kyashとセイコーソリューションズは、手続きの簡素化とコスト削減を両立させるために手を組みました。
この提携は、ただの業務協力に留まらず、両社の理念やビジョンを共有しています。デジタル技術を駆使して、企業の価値移動を迅速化し、ビジネスの効率を向上させることが、今後の大きな目標となるでしょう。これにより、法人顧客は競争力を強化し、市場の変化に柔軟に対応できるようになります。
Kyashの数年間にわたる成長と、セイコーソリューションズの広範なIT経験が合わさることで、法人領域におけるデジタルトランスフォーメーションがさらに進むことが期待されています。両社の提携により、日本における法人送金サービスがどのように進化していくのか、今後の展開が注目されます。