神戸ポートタワーで開催される「CROSS KOBE 2021」の魅力を探る

神戸ポートタワーが「CROSS KOBE 2021」の舞台として、文化の発信地に変貌を遂げました。このカルチャーイベントは、文化庁の「令和2年度博物館・文化財等におけるナイトタイム充実支援事業」の一環として行われ、2021年2月27日から3月6日までの一週間にわたって、さまざまなコンテンツが展開されます。

神戸港の歴史を象徴するポートタワーは、これまで国際貿易の重要な拠点として、多様な文化が交わる場所でもありました。今回開催される「CROSS KOBE 2021」では、アートインスタレーションや絶景DJライブの配信、ARコンテンツ体験などが予定されています。

アートエキシビション

イベントの一環として地上2階には、メディアアーティストの後藤映則によるアートエキシビションが展開されます。代表作「toki-」シリーズで知られる後藤氏は、光を巧みに操ることで鑑賞者を幻想的な世界に引き込む作品『CROSSING #03』を発表します。音楽とアートの融合を楽しむ实验的なスペースが、訪れる人々に新たな刺激を与えるでしょう。

ARインスタレーション

展望台の3Fに設置される「SAKE TARU LOUNGE」では、360度回転する清酒ラウンジの中で、表現技術者のasagiがARインスタレーションを展開します。神戸の歴史をテーマにしたInstagramフィルター『Intersect Filter』は、参加者が過去から未来へと行き来する新たな体験を提供します。

ライブ配信 - 絶景DJ&トークセッション

2021年2月27日のオープニングイベントでは、DJプレイとトークセッションのライブ配信を実施します。神戸の絶景を背景に、DJ / プロデューサーのHITOと、関西出身のDHADHA、さらに神戸で活躍するアーティストたちが共演します。このイベントは、アジアにおけるランドマークからの音楽配信としても注目されています。トークセッションでは、ナイトタイムエコノミーの専門家を招き、コロナ禍における神戸の文化発信についてディスカッションが行われる予定です。

ORIGINAL MUSIC for CROSS KOBE

また、展望台のSAKE TARU LOUNGEでは、神戸出身の兄弟DJユニットSUDOによるオリジナルBGMが流れます。楽曲は、神戸の海から街、山を経て海に戻るまでのオリジナルなサウンドが楽しめる内容となっており、訪れる人々にとって特別な体験を演出します。

今回の「CROSS KOBE 2021」は、アート、音楽、テクノロジーが融合した、新しい文化体験の場となることでしょう。神戸の美しい夜景を一望できるポートタワーで、ぜひこの特別なイベントを楽しんでください。