「どろん田バレーボール大会」が4年ぶりに復活!
この夏、長野県の辰野町川島地区で「どろん田バレーボール大会」が復活します。お米の生産量を減らす国の政策により、休耕田が生まれたことから始まったこのイベントは、参加者が田んぼでバレーボールを楽しむという独自のスタイルで、多くの人々に親しまれてきました。
1990年代から始まった「どろん田バレー」は、お米農家たちによる提案から生まれました。元々はビーチバレーが流行する中、「田んぼでも楽しめるのではないか」との発想から、地元の農家たちが立ち上がったのです。最初は小規模なイベントでしたが、そのユニークさと楽しさが口コミで広まり、後には全国各地から参加者が集まる一大イベントへと成長しました。しかし、運営組織の高齢化や参加者の減少により、2018年には惜しまれつつも終了しました。
2021年、地域おこし協力隊や都市部のメンバーによる対話を通じて、地域の住民から「どろん田バレーを復活させてほしい」という声が寄せられました。新たに関係人口が加わることで、地域の交流イベントがより活発になり、地域おこしの一環として復活の運びとなったのです。
参加者共創型の新しい運営方式
今回の大会では「参加者共創型」をテーマとし、地域住民と観光客が一緒にイベントを作り上げることを目指します。過去の大会では地元住民のおもてなしが好評だった反面、運営の負担が大きかったため、持続可能なイベントを実現するためには参加者の協力が不可欠です。
具体的には、イベントの準備から後片付けまで参加者全員が協力することで、コミュニケーションが生まれ、地域を身近に感じてもらえる機会を提供します。これにより、川島が心の中で第二のふるさとになることを期待しています。
イベントスケジュール
【前日準備】
- - 日時:7月23日(土) 13:30集合
- - 終了予定:16:00頃
※参加者は前日準備にも協力をお願いしています。
【本大会】
- - 日時:7月24日(日)
- - 受付:8:30
- - 開会式:9:00
- - 試合開始:9:30
- - 閉会式:14:00
※閉会式後は参加者全員で後片付けを行います。
川島地区の魅力
長野県上伊那郡辰野町川島地区は、人口600人ほどの小さな里山集落で、美しい自然が広がります。地域独自のイベントとして「かかしコンテスト」や「紅葉祭り」も行われていますが、近年の人口流出や高齢化の影響で地域社会は縮小傾向にありました。しかし、2020年以降、関係人口の増加を目指す取り組みが進められ、外から訪れる若者たちが地域活性化に貢献しているのです。
参加チームの募集
2022年の大会に向けて、参加チームを6月17日から募集します。チーム構成は6人以上10人以下で、参加料は1チームあたり10,000円です。この参加料は地域の維持活動に使用される予定です。
関心のある方は、以下のフォームから応募してください:
申込URL
「どろん田バレー」は、ただのスポーツイベントではなく、地域と人とのつながりを育む一つの試みです。心温まるふるさとの風景の中で、仲間と共に楽しい時間を過ごし、新たな出会いを見つけるチャンスをお見逃しなく!