上田市の魅力を短編小説で語る新たな一歩
長野県上田市で、地域の魅力を伝えるための新しい取り組みがスタートします。「日本遺産短編小説集 信州上田10ストーリーズ」が、2025年1月10日(金)に発売されることが決定しました。これは、文化庁が認定する日本遺産にインスパイアされた作品群で、地域の歴史や文化をより深く理解する手助けとなります。
この短編小説集は、上田市日本遺産推進協議会が編纂し、ペリー荻野、橋本達典、岡沼美樹恵、山木敦、秦野邦彦の5名の著者による多様な物語が収められています。各著者が上田市を訪れ、その魅力を感じながら執筆した作品は、歴史的背景を持つ時代小説から青春物語、さらにはシン民話やSF小説まで、多岐にわたる内容となっています。
本書の内容と物語の特徴
「信州上田10ストーリーズ」には、全10篇の短編が収録されています。具体的には、以下の作品が含まれています。
- - STORY 1:五尺七寸の光(著者:ペリー荻野)
- - STORY 2:忍びと瑠璃(著者:ペリー荻野)
- - STORY 3:春休みは忙しい(著者:橋本達典)
- - STORY 4:想い出がいっぱい(著者:橋本達典)
- - STORY 5:神と仏のよもやま話(著者:岡沼美樹恵)
- - STORY 6:グランパのバケットリスト(著者:岡沼美樹恵)
- - STORY 7:シン説・舌喰池異聞(著者:山木敦)
- - STORY 8:カッパのレイライン初巡礼(著者:山木敦)
- - STORY 9:円盤が来た日(著者:秦野邦彦)
- - STORY 10:松茸が教えてくれたこと(著者:秦野邦彦)
これらはすべて、上田市の風景や文化、神社仏閣、名物料理を題材にした物語であり、読者が地域の魅力を存分に味わえるよう工夫されています。また、ストーリーの舞台となる場所を紹介するガイドも含まれており、実際に訪れて体験する手助けをしてくれます。
発売記念イベントの開催
新刊の発売を記念して、1月25日(土)には新宿の紀伊國屋書店でトークショーが開催されます。著者たちや上田市日本遺産推進協議会のメンバーが登壇し、日本遺産の認定に至るまでの経緯や今後の展望、上田市の魅力について語ります。この機会に、直接著者の話を聞くことができる貴重なチャンスです。
まとめ
「信州上田10ストーリーズ」は、上田市の魅力を短編小説を通じて伝える新しい試みであり、地域の文化や伝統を再発見する手助けとなることでしょう。年明けに発売されるこの一冊を手に取り、ぜひ上田市の豊かな歴史と文化を感じてみてください。全国の書店やネット書店で予約が可能です。