名古屋商科大学は、2025年度より新たに44カ国から121名の留学生を受け入れることを発表しました。この取り組みにより、同大学には59カ国から385名の留学生が在籍し、ますます国際的な環境が整いつつあります。名古屋商科大学は2022年度に、世界的なビジネススクールで構成されるPIM(Partnership in International Management)の正式メンバーに認定されており、これによって63カ国187校との交換留学が可能になりました。これにより、学生たちは様々な文化やビジネスの考え方を学び合う機会を持つことができます。
特に注目されるのが、英語を共通語とする学士課程「Global BBA」です。このプログラムは、経済学部、経営学部、商学部という三つの学部の協力により成立したもので、全ての授業が「ケースメソッド」に基づいて実施されます。学生は実際のビジネスシーンの意思決定を追体験し、国際的な視野を持ったリーダーを目指して学ぶことができるのです。国際学生と日本人学生が共に学び、共に成長する環境は、まさに海外留学を体験しているかのようなものです。
また、名古屋商科大学では、国際的な生活環境を提供するために「国際寮」を整備しています。この学生寮は、日本人学生と国際学生が共に生活し、文化の交流を深める場となっており、国際感覚を身につけるための大きな資源となっています。国際寮にはRA(レジデント・アシスタント)が在住し、住民同士の交流や、様々なイベントを企画・運営しています。こうした日常生活を通じて、学生たちは主体性や責任感、多様な価値観を育むことが期待されています。
名古屋商科大学は1953年の創立以来、世界基準の経営教育を追求し、国内初のトリプルクラウン認証を取得しています。また、ビジネススキルを実践的に学べる学部や課程を持ち、交換留学や国際ボランティア活動にも積極的に取り組んでいます。特に、QSグローバルMBAランキング2024では、同大学のビジネススクールが国内で第1位を獲得しているなど、その教育実績は高く評価されています。さらに、2025年度のTHE(Times Higher Education)日本版ランキングにおいても、国際性の分野で四年連続で東海北陸地区第1位、国内では第15位にランクインしています。
このように、名古屋商科大学は国際的な学生交流を通じて、多様な価値観や文化に触れる機会を提供し、グローバル社会で通用するリーダーを育成することを目指しています。国際性豊かなキャンパスでの学びを、ぜひ体験してほしいと思います。