2025年2月14日、株式会社アイエスエフネットの最高ダイバーイン雇用責任者(CDIO)、元村里恵氏が名古屋で開催された「あいち人権ユニバーサルイベント」に登壇しました。このイベントは、性の多様性をはじめとするマイノリティの権利を理解するための重要な場として設けられたものです。
元村氏は、「違いを力に変える - 属性の違いが生み出す可能性」というテーマのもと、アイエスエフネットにおけるダイバーイン雇用の取り組みについて具体的な事例を挙げながら説明しました。最初に、ダイバーイン雇用とは、さまざまな理由で就労が難しい方に、安心して働ける環境を提供することを指し、ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂)を組み合わせた造語であると解説しました。
当日のプログラムでは、元村氏の講演に続いて、性の多様性や障がいを持つ人々の視点から、生じる複雑な人権課題についてのパネルディスカッションも行われ、参加者との質疑応答が行われました。この対話を通じて、多様性におけるそれぞれの経験や考え方を共有し、理解を深める貴重な機会となりました。
アイエスエフネットでは、障がいを持たれる方やLGBTQIA+の方が安心して働けるよう、さまざまな施策を推進しています。例えば、障がい者雇用に関しては、知的・精神・身体に障がいを持つ方々の特性を理解し、それぞれに合った支援を行うために、私傷病休暇制度や産業医との連携を強化しています。また、相談窓口を設け、安心して意見を言える環境を整備することで、よりよい職場環境の実現を目指しています。
さらに、LGBTQIA+の取り組みとしては、雇用における差別禁止を掲げ、ワーキングネームの使用やトイレの利用に関する配慮を行っています。管理職向けには、ダイバーシティ推進に関する講習会を実施し、全従業員へのDEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)に関するアンケートを通して、D&Iの浸透を測る取り組みも行っています。
特に注目すべきは、アイエスエフネットが4年連続で「D&I AWARD 2024」において最高評価のベストワークプレイス認定を受け、また5年連続で「PRIDE指標2024」において最高評価を得ていることです。これらの成果は、同社が進めるダイバーシティ推進に向けた真摯な取り組みを物語っています。
あいち人権ユニバーサルイベントは、相互に認め合い支え合う「交差性」に基づき、性の多様性や障がいを抱える方々の権利を深く理解することを目的としています。今後も、アイエスエフネットはこのような社会的な取り組みを支援し、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が安心して働ける環境の創造に尽力していくでしょう。アイエスエフネットの公式ウェブサイトでも、さらに詳細な情報やダイバーシティ推進に関するニュースが展開されていますので、是非ご覧ください。