調布市でデフフットサル体験会を開催！スポーツの楽しさとコミュニケーションの可能性

デフフットサル体験会が調布市で開催

2024年を見越した「CHOFU SPORTSキャンプ2024」が、調布市で行われた。今回の目玉は、聴覚に障がいを持つ人々が行うフットサル、デフフットサルの体験会だった。デフという言葉が示すように、これは「deaf（聞こえない）」の意味を持ち、聴覚に障がいのある選手が参加するため、競技中は補聴器が外される。彼らのフットサルは「音のないフットサル」として知られ、アイコンタクトや手話を駆使したコミュニケーションがとても重要である。

デフフットサルの特性

デフフットサルの競技ルールは通常のフットサルとほぼ変わらない。ただし、主審は笛の代わりに旗を使って合図をするため、この特性が独自の空間を作り出す。体験会では、参加者がどのように音のない環境で意思疎通を行うかを深く理解することが目的だった。読唇術やジェスチャーを取り入れた伝言ゲームも行われ、子どもたちが時間と共に自然にコミュニケーションを取る姿が見受けられた。

選手たちの感想

体験会には、デフフットサルのプロ選手も参加しその魅力を伝えた。川畑選手は、「参加者がこの体験を通じて何かを得てくれれば嬉しい」とコメントを残し、岩渕選手は小学1年生から4年生を対象に新たな発見を得られたことを語った。「伝言ゲームでの子どもたちの積極性が新鮮で、貴重な経験だった」と話した。中井選手も、子供たちが手話を早く覚え、コミュニケーションに楽しさを見出した様子に感動したと述べている。

障がいを超えた挑戦

このデフフットサル体験会は、ケイアイチャレンジドアスリートチームの主催で行われ、同チームは「日本一挑戦するアスリートチーム」を理念に、障がいを乗り越えることだけでなく、さらなる高みを目指すパラアスリートの集まりだ。2019年に設立され、現在は多様な競技で選手たちが活動している。過去には県内外で2,000名以上の人々にパラスポーツを体験させるイベントを行い、多方面から支持を得ている。

ケイアイスター不動産との連携

このイベントは、ケイアイスター不動産株式会社によって支援されている。同社は「豊かで楽しく快適なくらしの創造」を企業理念に持ち、ESG活動にも力を入れながら、高品質な住宅を提供する。スポーツイベントを通じて地域貢献を行い、コミュニティの発展を目指している。2024年3月期の売上高は2,830億円を見込んでおり、ますますの躍進が期待される。