内定式での対面参加希望が高まる
株式会社学情が実施した最新の調査によると、2025年3月卒業予定の大学生・大学院生の中で、内定式に「実際に企業に訪問して参加したい」と答えた学生の割合は64.7%にのぼります。加えて「どちらかと言えば実際に企業に訪問して参加したい」との回答が19.0%あり、合算すると80%を超えることが明らかになりました。この調査結果は、対面でのコミュニケーションが学生たちにとって非常に重要であることを示しています。
学生たちは内定式を通じて、同期や他の内定者、さらには社員と直接対話する機会を求めています。オンラインでの選考が一般化する中、実際に企業の雰囲気を感じたい、また新しい職場での働く実感を得たいという声が多く寄せられています。
内定式に求めるコンテンツ
内定式で特に求められているコンテンツとして、最も多いのが「同期と交流できる」というもので、なんと79.9%の学生がこの項目を重視しています。続いて「入社1・2年目の社員との交流」が52.0%、「入社後上司となる年代の社員との交流」が37.5%、さらには「キャリアプランの目標設定」が31.6%の割合で続いています。
学生たちは、内定前から同期や先輩社員との関係を構築しておくことで、入社後の不安を減らし、仕事へのモチベーションを高めるために意欲的に交流を図ることを望んでいます。
リアルな対話が内定承諾の後押しに
調査によると、社員や内定者と直接話す機会が設けられることで、約9割の学生が「内定承諾の判断にプラスになる」と答えました。具体的には89.6%が同様の意見を述べています。これにより、内定先への志望度が高まり、選考中に聞けなかった疑問を解消する良い機会だとされています。
「社風を実感し、入社後のイメージを具体的に持てるようになった」「直接顔を合わせることでコミュニケーションの質が向上する」といった意見も多くあり、リアルな交流によって内定承諾の決断を容易にする要因が確認されました。
調査概要
この調査は2024年8月28日から9月8日までの間、株式会社学情が実施したもので、有効回答数は308件です。内定式に関する学生の参加希望について知見を得るものとして、今後の就職活動にも影響を与えそうです。
株式会社学情の理念
株式会社学情は、未来の選択肢を生み出すことを目的としており、20代の社会人や学生に向けたキャリア支援サービスを展開しています。初めての転職や就職において、若者たちの選択肢を広げることで、企業や社会全体に貢献することを目指しています。今後も、就職に関連するさまざまな情報提供や支援を通じて、未来を担う世代をサポートしていくことでしょう。