浜松市が脱炭素社会を推進する「浜松脱炭素経営塾」開講のニュース
浜松市が新たに立ち上げた「浜松脱炭素経営塾」の受講生募集が開始されました。このプログラムは、地域の中小企業における脱炭素経営を促進するための人材を育成することを目的としています。
脱炭素化は、現代のビジネスにおいて重要な課題となっており、多くの企業が気候変動問題に真剣に向き合っています。この中で、浜松市は地域の企業が中長期的な視点で経営の変革を進められるよう、人材育成に力を入れています。「浜松脱炭素経営塾」は、こうした地域のニーズに応える先進的な取り組みの一つです。
プログラムの概要
本塾は、一般社団法人Green innovationが企画・運営を担当し、浜松地域脱炭素経営支援コンソーシアムの協力のもとに行われます。塾長には元環境省事務次官の中井徳太郎氏が就任し、さまざまな専門家が講師を務めます。全6回の講義を通じて、受講生はグリーントランスフォーメーションの知識を深め、サステナビリティのリーダーシップを学びます。
各回の内容は次の通りです。
1.
第1回:知る - 浜松市における脱炭素の重要性について
2.
第2回:測る(Scope 1, 2) - GHG排出量の算定と削減目標の設定
3.
第3回:減らす(Scope 1, 2) - 削減対策の検討
4.
第4回:知る - サプライチェーンの脱炭素化
5.
第5回:測る(Scope 3) - GHG排出量算定
6.
第6回:減らす(Scope 3) - 削減対策の情報開示
受講資格と募集詳細
受講対象は、浜松市内に登記がある中小企業で、原則として全6回の講義を受講可能な方です。経営層やサステナビリティ担当の社員が望ましく、もし欠席する場合は講義のアーカイブを見ることができます。受講生の募集は、2025年7月9日から8月18日までとなっています。
この取り組みを通じて、Green innovationは今後も自治体や企業、教育機関と協力し、多様な人材を育成していく方針です。脱炭素社会の実現に向けた具体的な活動内容は、随時ウェブサイトで発表される予定です。
詳細情報や申し込みについては、公式ウェブサイトをご覧ください:
浜松脱炭素経営塾公式サイト
Green innovationについて
一般社団法人Green innovationは、脱炭素社会の実現を目指し、様々なステークホルダーと連携して次世代のイノベーターを育成することに力を注いでいます。特に、業界や世代の枠を超えた取り組みが特徴で、これからの社会を見据えた持続可能な活動を推進しています。