日本新薬、社内育成施策の新たな挑戦
日本新薬株式会社は、社員のコミュニケーション能力や変化への適応力を高めるため、株式会社LDcubeが提供する「LIFOプログラム」の導入を決定しました。このプログラムは、人材育成の新たな拠点として位置づけられ、社内でのトレーニングを専門に行う社内トレーナーにより展開されることになりました。
研修導入前の課題
日本新薬は、社内コミュニケーションの質を向上させる必要性を認識していました。特に、マネージャーと部下の間、また異なる部門間でのスムーズなコミュニケーションは、業務の効率を大幅に改善するための鍵となります。加えて、中途採用者に対するオンボーディングのスムーズさも、企業文化の理解力に直結しています。このため、組織全体の変化への適応力を高めるための施策が急務だったのです。
LIFOプログラムとの出会い
私たちが選定したのは、シンプルでありながら即効性が期待できるLIFO(Life Orientations)プログラムでした。このプログラムは、営業部門でまずテスト導入され、その効果は驚くべきものでした。社員の自己理解を深める手助けとして、LIFOサーベイが使用され、これに基づいた全社的なワークショップが開催されました。個々のLIFOスコアの詳細な個人レポートが作成され、自己理解と他者理解の向上を促進する役割を果たしました。
全社的な導入と成果
日本新薬では、3年計画に沿って、営業所長がサブトレーナーの資格を取得し、現場で個別にLIFOワークショップを進行する形が取られました。この取り組みにより、LIFOが全社員に共通の言語として根付くこととなり、社内のコミュニケーションが劇的に改良されました。2024年度には、さらに23チームが新たにワークショップへ参加することが予定されています。
組織文化の改善と成果
LIFOプログラムを通じて、社員間の相互理解が深まり、チームとしての結束力や仲間意識が高まりました。また、データに基づいた社員特性の把握が進み、結果として心理的安全性の向上や効率的な人事戦略が運用されるようになりました。このようにして、日本新薬は組織文化を変革し、より強固な基盤を築くことに成功したのです。
今後の展望と課題
引き続き、全社員にLIFOを活用し、コミュニケーションの質をさらに向上させる取り組みが重要です。特に、新入社員や中途採用者に対するオンボーディングを強化し、迅速に職場の人間関係を築けるよう努めています。
ITSプログラムとの併用
また、LIFOに加えて「創造性開発」に焦点をあてたITSプログラムも導入されています。このITSプログラムは、昇進研修や異業種交流の場の確保に利用され、社員の変化適応力をさらに高めることを目指しています。
このように、日本新薬はLIFOプログラムを通じて組織全体の生産性向上を目指し続けています。今後も、これらの取り組みを通じて、企業全体の成長に寄与することを期待されています。
LIFOプログラムとは?
LIFO(Life Orientations)プログラムは1967年にアメリカで開発され、人の強みに焦点を当てた自己理解と他者理解を深めるための手法です。このプログラムはビジネスだけでなく、学生の就職活動にも活用されるほどの有用性を誇ります。日本新薬にとっても、LIFOの導入は社員の成長に直結する要素になっているのです。
株式会社LDcubeのビジョン
LDcubeは、企業の人材育成において、本質的な変化をもたらすための多面的な支援を行っています。その使命は、社員の行動変容を促し、企業全体の業績向上につなげることであり、今後も研修だけでなく持続的なサポートを重視しています。
本件に関する詳細やLDcubeの提供サービスについては、公式ウェブサイトをご覧ください。