北九州市契約管理システムの再構築に向けて
北九州市が運用している契約管理システム及び電子入札システムは、平成13年からその運用が開始され、これまで多くの改修が行われてきました。しかし、現在運用中のシステムの基盤である仮想サーバによるICTプラットフォームの更新が迫っているため、再構築が必須となっています。
再構築の背景と目的
市が現在抱えている契約事務処理に利用されているシステムは、オープンで透明性のある入札環境を提供するために重要な役割を果たしています。システムの再構築にあたっては、単に古いシステムを更新するだけでなく、セキュリティの強化やペーパーレス化、さらに電子決裁が可能な機能の実装を目指しています。
これにより、業務プロセスのデジタル化を推進し、効率化を実現したいと考えています。また、公共事業における入札や契約に関する制度の変化に柔軟に対応できるクラウド型システムへの移行も視野に入れています。
情報収集の重要性
今回、北九州市はRFI(情報提供依頼)を実施することで、広く業界からの情報を収集することを目指しています。この情報は、各システムの機能の実現性を調査・分析するためのものであり、将来的な新システムの運用保守業務委託に関連する調達方法の方向性を定める一助となるでしょう。
具体的には、再構築後の契約管理システム及び電子入札システムの仕様策定に必要な情報を集め、最適なシステムを構築するための基礎データとして活用します。この動きは、他の自治体や企業にとっても重要な参考となるでしょう。
提出期限と問い合わせ先
情報提供に関心のある企業や団体は、参加表明を令和7年7月18日(金曜日)の17時までに提出する必要があります。また、情報提供資料は令和7年8月22日(金曜日)の17時までに提出することが求められます。この期日を過ぎると参加できないため、注意が必要です。
詳細な情報については、北九州市の公式ホームページを確認することが推奨されます。なお、問い合わせについては、北九州市技術監理局契約制度課まで、電話あるいはメールで行うことができます。具体的な連絡先は以下の通りです:
この再構築プロジェクトは、北九州市の契約管理をより効率的にすることを目指し、また公共サービスの提供向上に寄与する重要な取り組みとなります。