北欧デザインと日本文化が共鳴する特別展、柳川市御花で開催！

北欧デザインと日本文化が織りなす特別展

福岡県柳川市の国指定名勝「御花」を舞台に、インテリアショップ「fremtiden」とデンマークの著名な家具ブランド「フリッツ・ハンセン」が共同でエキシビションを開催します。タイトルは「FRITZ HANSEN EXHIBITION in 御花」。この特別展は、北欧デザインの魅力と日本の伝統的建築を融合させ、地域文化と未来の生活様式に新たな価値を提案します。

柳川市の魅力と「御花」の歴史

柳川市は、豊かな自然と歴史を背景にした美しい城下町であり、観光名所として知られています。この土地は、川下りやうなぎ料理など、地域の特産品や文化を体験できる場所です。「御花」は、その中心に位置し、400年以上の歴史を誇る伝統的な料亭旅館です。この歴史的建物と庭園は110年の歴史があり、日本唯一の国指定名勝として宿泊できる貴重な場でもあります。

「クラフツマンシップ」に焦点を当てたエキシビション

このエキシビションでは、北欧デザインのアイコン的存在であるエッグチェアの製造過程が展示され、さまざまな工具類も紹介されます。また、100畳の大広間では体験型展示が行われ、訪れる人々は北欧デザインを直接体感することができます。特筆すべきは「FRITZ HANSEN SUITE」と名付けられた宿泊プランで、フリッツ・ハンセンの家具が特別に設えられた空間で過ごすことができます。

未来を見据えた地域文化の再発見

fremtidenの活動は、「どうぐ」と「暮らし」を未来に繋げることをテーマにしています。地域の文化や歴史を掘り起こしつつ、新たな視点を提供することに取り組んでいます。柳川では、地域に根ざした持続可能な暮らしの価値を提案し、現代社会において忘れ去られがちな伝統や文化を再考しています。

さらに、エキシビション開催期間中の2月11日からは、柳川独自の春の祭典「さげもんめぐり」が市内で行われます。この祭りは、女の子の初節句を祝うために古布で小物を作り、縁起の良い小物を飾る伝統行事です。「さげもん」は、親から子、子から孫へと受け継がれる温かい風習であり、地域の絆を象徴するものです。これにより、エキシビションと地域の文化を同時に楽しむことができる貴重な機会となります。

歴史ある企業が手掛ける新たな試み

このプロジェクトには、1914年創立の企業「サワライズ」が深く関わっており、地域に密着した様々な事業を展開しています。fremtidenというインテリア事業を通じて、暮らしと文化を未来に繋げるチャレンジを続けています。一方、フリッツ・ハンセンは1872年に設立され、セブンチェアやエッグチェアなどの名品を世に送り出してきました。

このコラボレーションは、歴史を受け継ぐ3つの存在が協力し、新たな価値を生み出す特別なものです。その結果、歴史的な建築と独自の北欧デザインが融合した空間で、地域の魅力を再発見できる機会となります。

イベントの特長

1. Photo Contest ー Instagramで御花とフリッツ・ハンセンの家具をシェアすると、素敵な賞品が当たります。

2. Music ー特別に制作された音楽が会場内で流れ、訪れる人々に心地よい体験を提供します。

3. Special Talk ーフリッツ・ハンセンの日本代表と北欧家具研究者によるトークイベントが行われ、デザインと歴史について語り合います。

4. Guided Tour ー研究者が案内する特別ガイドツアーが実施され、北欧デザインに関する深い学びを得ることができます。