新顔認証システム
2025-02-26 11:20:51

TOPPANエッジとブイキューブが新顔認証システムを導入。

新しい顔認証システム「CloakOne® Gate」



2025年2月26日に、TOPPANエッジ株式会社と株式会社ブイキューブ、さらにはテレキューブ株式会社が共同開発した新しい顔認証システム「CloakOne® Gate」を販売開始します。このシステムは、工場や工事現場などの屋外および半屋外環境での入退管理をスマートに実現します。

新たなセキュリティニーズの背景

近年、企業のセキュリティ意識が高まり、特に製造業においては厳格な入退管理の必要性が増しています。多くの企業が顔認証技術を導入する理由として、不正行為を防ぎつつ、利便性を向上させる点が挙げられます。しかし、屋外での顔認証には課題がありました。日光の反射や、暗い環境下での認識精度低下など、効果的な管理が困難な場面が多数存在していました。
さらに、従来の来訪者受付方法では、紙に記入する手間が大きく、特に多くの外部業者が短時間で出入りする場面では、受付にかかる時間や本人確認の正確性が問題視されていました。

「CloakOne® Gate」の特徴

「CloakOne® Gate」は、その名の通り、全天候に対応した可動式の顔認証ブースです。このシステムの最大の特徴は、両扉型の個室ブースを採用している点です。入場時は非電気錠を用い、退場時には電気錠を使用することで、セキュリティエリアとオープンエリアを明確に区分けできます。この設計により、個室に入った後に顔認証を行い、成功すれば自動的にセキュリティエリアに入ることが可能になります。

また、認証のフローは屋外環境に適応しているため、日光や天候、時間帯に影響されず、安定した認証を提供します。さらに、顔認証サービス「CloakOne®Face」を利用することで、申請書を廃止し、来訪者および受け入れ側の手間を大幅に削減し、処理時間の短縮と本人確認の精度向上を実現します。

システムは、1200×1200×2418[mm]というコンパクトなサイズで、設置が簡単で移動もスムーズに行えます。また、消防法や電気用品安全法に準拠しており、安全面にも配慮されています。かつ、オプションとしてネットワークカメラやWi-Fiルーター、専用エアコンの設置も可能で、カスタマイズ性が高いこともポイントです。

プロジェクトの展望

TOPPANエッジ、ブイキューブ、テレキューブの3社は、このシステムを特に製造業の工場に展開し、2026年度までには20式の導入を目指しています。今後、TOPPANエッジはCloakOne®関連ソリューションを強化し、2027年までに売上目標15億円を設定しています。

この革新的な顔認証システムの導入により、企業はさらなるセキュリティ強化と効率化を図ることができるでしょう。顔認証技術の進展によって、入退管理のあり方が大きく変わる今、今後の展開に期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
TOPPANホールディングス株式会社
住所
東京都文京区水道1-3-3
電話番号

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