環境に優しいラベル技術の導入
株式会社サトーが開発した「ノンセパ🄬ラベル」が、アスクルの新設する物流センター「ASKUL関東DC」に採用されました。この取り組みは、廃棄物削減や環境への負担軽減を目指しており、流通業界における大きな変革を期待されています。
アスクルの環境への取り組み
アスクル株式会社は、効率的で環境に配慮した流通プラットフォームの実現に向けて、さまざまな施策を推進しています。特に、CO₂排出量の削減や資源循環型社会の構築が急務とされている中、その中心的な要素としてラベルの使用に着目。この度、台紙不要の「ノンセパ🄬ラベル」を採用することで、廃棄物の大幅削減を目指しています。
2025年6月に稼働を開始する「ASKUL関東DC」では、これまでのラベルからライナーレスタイプに切り替え、台紙の使用を排除。これにより、台紙による廃棄物だけでなく、木材の使用量の削減、さらには焼却処理に伴うCO₂排出量削減も図られます。このような取り組みを通じて、環境負荷の低減を実現しようとするアスクルの姿勢が感じられます。
ラベル自動印字貼付機の導入
アスクルでは、ノンセパ🄬ラベルの導入に伴い、カスタマイズされた最新のラベル自動印字貼付機も導入しています。この機器は高精度な印字が可能で、ライナーレスラベルを確実に貼り付ける性能を備えています。作業の効率化が進む中、今後の物流オペレーションの質が向上することが期待されています。
褒められるノンセパ🄬ラベル
アスクル株式会社のロジスティクス本部の小林学氏は、ノンセパ🄬ラベルの採用理由を「環境配慮型で台紙を使用しないため」と説明しています。従来のラベルは印刷面の裏に台紙が必要でしたが、ノンセパ®ラベルはその必要がなく、廃棄物削減やCO₂排出量の低減が期待できるとのこと。また、ラベル交換時の不具合も日々改良されており、品質向上にも期待が寄せられています。
さまざまな分野での活用
ノンセパ🄬ラベルは、物流業界に限らず、流通や小売り、食品業界など多岐にわたっての活用が期待されています。これはサステナブルな社会を実現するための新たなソリューションとして、さまざまな現場での省資源化や作業効率の向上を目指しています。今後、さらに多くの企業がこの技術を取り入れ、新しい流通の形を築いていくことでしょう。
アスクルとサトーの企業概要
アスクル株式会社は、1993年に事業所向け通販サービスを開始し、現在は全国に拠点を持つEC物流センターから、最新鋭のテクノロジーを駆使して商品を提供しています。社会的な課題を解決すべく、データとテクノロジーを活用したDXを進めています。
株式会社サトーは自動認識技術を駆使し、1940年に創業されたグローバル企業で、90を超える国でビジネスを展開。ノンセパ🄬ラベルもその一環として、環境への配慮を重視しつつ、業務の効率化を図る製品として広く利用されています。