福井銀行と森とみずのちからの小水力発電協業
福井県を拠点に地域経済の持続的発展を目指す株式会社福井銀行と、全国規模で小水力発電事業を展開している株式会社森とみずのちからが、2025年2月1日に新たな一歩を踏み出しました。この両者は、福井県の地方創生と脱炭素社会の実現を目指して、小水力発電事業について協業するための協定書を締結しました。
協定書締結の背景
日本では人口減少が進行中で、特に地方においてその影響が顕著です。これにより、社会インフラを維持できなくなるリスクが増しています。また、脱炭素社会を実現するためには、再生可能エネルギーの開発や普及が求められています。これらの課題に対し、株式会社福井銀行は地域の産業育成と地域住民の生活の質向上のために積極的に取り組んでいます。
一方、株式会社森とみずのちからは、自然資源である山の価値を高めながら地域の活性化を図る小水力発電事業に注力しています。この2つの企業が掲げる「地域活性化」と「脱炭素社会の実現」という共通の理念を基に、福井県の水資源を有効に活用し、共に理念の実現を目指すこととなりました。具体的には、福井銀行が築いてきた地域内での信頼とネットワークを活かし、森とみずのちからの専門的な発電所開発ノウハウを融合させることで、持続可能な地域づくりを実現します。
各社の役割
両社はそれぞれの強みを活かして、プロジェクトを進めていきます。
- 地域や自治体とのパートナーシップ構築に向けた支援
- 小水力発電に関する企画、設計、コンサルティング全般の提供
- 小水力発電所の可能性調査を行う
今後の取り組み
今後は、福井県内での小水力発電所の開発検討を進めていく予定です。具体的な調査や開発に際しては、地域の自治体や関連ステークホルダーとの連携を深めながら、地域活性化に貢献する事業を展開することを目指します。
両社の企業概要
株式会社福井銀行
- - 本社: 福井県福井市順化1丁目1番1号
- - 代表者: 代表執行役頭取 長谷川英一
- - 設立年: 1899年
- - 企業理念: 地域産業の育成と地域住民の豊かな生活の実現に向けた多様な商品とサービスを提供。
- - URL: 福井銀行
株式会社森とみずのちから
- - 本社: 奈良県吉野郡下市町新住1118
- - 代表者: 代表取締役社長 貝本隆三
- - 設立年: 2022年
- - URL: 森とみずのちから
この協力関係は、地域の繁栄と環境保護を両立させる重要な試みです。 今後の展開に期待が寄せられます。