国際NGOグッドネーバーズ・ジャパンの20周年
設立20周年のご挨拶
2024年12月、国際NGOグッドネーバーズ・ジャパンは誇らしく設立20周年を迎えます。本団体は多くの企業や個人の支援を受け、国内外の子どもたちやその家族に対して温かい支援を届けてきました。この機会に、私たちをサポートしてくださった皆様に心からの感謝を申し上げたいと思います。
活動の成果と現状
過去20年間、グッドネーバーズ・ジャパンの活動を通じて、多くの子どもたちが安全な食事を得たり、水を手に入れたりすることができました。さらに、教育を受けるための支援も重要な活動の一環です。このような成果は、支援者一人一人の努力によって実現されてきました。
しかし、現代社会には依然として多くの課題が存在します。ウクライナや中東・ガザ地区の情勢、エネルギー価格の高騰、国内外での貧困問題がその一例です。特に、子どもや女性など、弱い立場にある人々が特に大きな影響を受けています。2024年現在、世界には11億人以上の人が深刻な貧困状態にあり、その中には5億8,400万人の子どもたちが含まれています。
20周年を振り返る
これまでの活動を振り返りながら、新しい未来への一歩を踏み出すことが大切です。私たちは、これからも困難な状況にある人々に寄り添い、子どもたちのために支援活動を継続していきます。特に、設立20周年に際し「バリュー」という行動指針を策定しました。このバリューは、私たちが大切にする価値観を反映したもので、スタッフが協力し合って団体のビジョン「子どもの笑顔にあふれ、誰もが人間らしく生きられる社会」を実現するための手段となります。
新しいバリューの策定
新たに制定されたバリューは以下の4つです:
1.
小さき声への共感力 - 困難な状況にいる人々の声に耳を傾け、寄り添う力。
2.
透明性と誠実さ - 支援者、被支援者、パートナーとの信頼関係を重視し、透明性を保つこと。
3.
学びと成長 - 環境を改善するために常に学び続けるプロフェッショナル集団であり続けること。
4.
地球の一員 - 人間の平等性を尊重し、互いに敬意を払い、協力し合う姿勢。
「ひとり親家庭の生声白書」
また、私たちが行ってきたフードバンク「グッドごはん」を利用する低所得のひとり親家庭を対象に、過去7年間の調査結果をまとめた初の白書「ひとり親家庭の生声白書」を制作しました。これにより、貧困の実態と今後の社会のあり方を考えていくことができます。
成長するグッドネーバーズ・ジャパン
2024年12月時点でグッドネーバーズ・ジャパンは71名の有給職員を擁し、特にこの10年で12倍に成長しています。私たちの専門性は多岐にわたり、語学、社会福祉、ITなど、様々な能力を持ったスタッフが集まっています。共通しているのは、「未来を担う子どもたちのために働きたい」という情熱です。今後も、私たちの活動を支える仲間を募るための採用専用サイトを公開予定です。
結びに
これからも、グッドネーバーズ・ジャパンは支援者の皆様とともに活動を続け、すべての子どもたちが笑顔で未来を描ける社会を目指します。温かいご支援を引き続き賜りますようお願い申し上げます。
詳しくは公式ウェブサイトをぜひご覧ください。
グッドネーバーズ・ジャパン