AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」の新機能について
株式会社LegalOn Technologiesが展開するAI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」では、最近、新たに契約書内の「表」を含めたコンテンツのレビューが可能となりました。この新機能の導入により、法務担当者は契約書の条文と表の整合性を瞬時に確認し、潜在的なリスクをしっかりと洗い出すことができるようになります。
1. LegalOn Cloudとは?
「LegalOn Cloud」は、顧客のニーズに多様に応じて法務業務を支援する全く新しいプラットフォームです。従来のリーガルテックとは異なり、企業法務の様々な体制を一つの環境で構築できるため、業務の効率化が図れます。例えば、マターマネジメントやコントラクトマネジメント、契約審査などを統合し、さらに法律文書の書式利用も可能です。
このプラットフォームでは、業務を進める中でナレッジが自然に蓄積され、AIが自動的に情報を整理します。ユーザーは必要な時に必要な情報を得られるようになり、これまでにはないレベルのナレッジマネジメントを実現しています。
2. 表のレビュー機能の重要性
契約書において、条文だけでなく表に記載された内容も非常に重要です。法務担当者は、契約書の内容を確認する際、条文と表の内容をそれぞれチェックして整合性を確認する必要があります。この手作業は時間がかかり、注意不足によるレビューの抜け漏れが発生する可能性があります。
今回のアップデートにより、LegalOn Cloudは契約書内の表についてもAIがリスクを分析し、整合性を確認する手助けを行います。特に、下請法や独占禁止法といった法令遵守のチェック機能も搭載されており、これらのデータも同時に確認することができます。
3. 対応する契約書の種類
2024年9月現在、LegalOn Cloudでは業務委託契約や取引基本契約など、和文・英文を合わせて49類型の契約書に対応しています。今後も対応可能な契約書類が増加する予定です。法令遵守チェック機能を利用すれば、特定の法律に基づいた契約内容の適切性も同時に確認できるため、業務の質を大幅に向上させることが可能です。
4. LegalOn Technologiesのビジョン
株式会社LegalOn Technologiesは、「法とテクノロジーの力で、安心して前進できる社会を創る。」という理念のもと、法務に関するソフトウェアを開発しています。2017年に設立されて以来、グローバルな市場への展開も進めており、日本初のAI契約書レビューサービス「LegalForce」など、多様なサービスを展開しています。最近では、グローバルでの導入企業数も増え、すでに5,500社を超えています。
まとめ
「LegalOn Cloud」の表を含む契約書レビュー機能の強化は、法務業務を行う企業にとって、迅速かつ効率的なリスクチェックを実現する大きな一歩です。これにより、法務担当者は煩雑な作業から解放され、より価値のある業務に注力することができるでしょう。今後も進化していく「LegalOn Cloud」に期待が高まります。