新たな健康経営「151運動」を開始
愛知県名古屋市に本社を構える株式会社ビジョナリーは、同じく名古屋市の株式会社リィと共同で、社内の運動習慣を高める「スマート健康経営」プロジェクトを、2025年11月1日から本格的にスタートさせることを発表しました。この取り組みの中心には、「151運動」と名付けられたプログラムがあります。
151運動とは?
「151運動」は、就業時間内に取り入れる軽度の運動プログラムで、始業時に1分、昼休憩後に5分、そして退勤前に1分の時間を利用して行います。合計7分間のストレッチや軽い有酸素運動を通じて、社員の姿勢改善や血流促進を図り、心身のリフレッシュを目指します。このプログラムは、働く人々が無理なく運動習慣を身につけるために設計されています。
取り組みの背景
近年、介護・福祉業界では、スタッフが業務中に感じる体力的な負担と精神的なストレスが問題視されています。また、運動不足も大きな課題として多くの現場で取り上げられています。これに対抗するために、ビジョナリーは約3ヵ月間のトライアルとして「151運動」を導入。その結果、社員からの継続希望が寄せられ、本格的な取り組みに発展したのです。
企業の思いと展望
ビジョナリーの代表取締役社長、丹羽悠介氏は、「働くスタッフ一人ひとりの人生をより豊かにしたい」との強い思いを持つ中で、運動習慣を社内評価の一部に取り入れてきた経緯があります。また、株式会社リィの代表取締役、廣瀬あゆみ氏は、身体活動が減少している現代において「動くことで幸福を感じる」人間の本質に訴えかけるアプローチが重要だと語っています。
具体的なプログラムの内容
このプロジェクトの実施期間は2025年11月1日から始まり、主に放課後等デイサービスや生活介護のスタッフ、管理部や人事広報、エンジニアスタッフなど約40名が対象となります。プロジェクトへの協力企業として、リィが関わっています。
企業文化の変化
運動習慣が浸透することで、目の前の業務への集中力が向上し、ストレスの軽減が期待されます。また、社内でのコミュニケーションが生まれることで、職場全体の雰囲気も向上するでしょう。健康経営やウェルビーイングの重要性が世間で認識される中、ビジョナリーでは新たなスタンダードを構築し、介護業界からの発信も積極的に行っていく意向です。
健康経営を通じて目指す未来
今後、株式会社ビジョナリーではスタッフの運動習慣率を100%にすることを目標にし、健康経営の発信を通じて業界全体のイメージを刷新する努力を続けていくとしています。働く人の幸福度と生産性を高めるこの取り組みは、介護業界にとどまらず、他業種への波及効果も期待されています。
この「151運動」が、多くの企業に広がり、働く人々の健康を守り、より豊かな生活を実現するきっかけとなることを願っています。